採用管理システムは無料で導入できる!無料製品を徹底比較

採用管理システムを導入したいけど採用予算に余裕がない…無料ツールはない?
社内稟議を通すため、まずは無料で採用管理システムを使ってみたい

採用管理システム(ATS)を導入したくても、採用現場ではなかなか予算が確保できない、ということは少なくありません。

また、有料の採用管理システムを導入するにも、コストに見合うだけの効果(費用対効果)があるという確証を得なければ必要性がアピールできず、社内稟議を通すことは難しいでしょう。

採用管理システムは製品ごとに料金形態もさまざまで、中には無料で使用できる採用管理システムもあります

ただし、一口に「無料の採用管理システム」といっても、大きく以下の3つに分かれます。

(1)すべての機能を無料で使える採用管理システム
(2)機能制限はあるが無料プランのある採用管理システム
(3)無料トライアル期間のある採用管理システム

本記事では数ある無料の採用管理システムを上記3つにわけて、それぞれのおすすめ製品を紹介していきます。

すべての機能を無料で使える採用管理システム2選

まずは、完全無料で使える2つの採用管理システムを紹介しましょう。無料ながら、採用管理システムとしての基本機能はすべて備わっており、しかも機能・期間の制限なく使うことができます

とはいえ、有料製品と比べるとやはり使い勝手や機能の面で及びません。しかし、無料ですから「まずは使ってみて、機能に不足を感じてきたら有料製品の導入を検討してみる」という割り切った使い方でも大丈夫。採用管理システムのスタートアップとしてもおすすめです。

こんな企業におすすめ!

  • 予算的に有料の採用管理システムの導入ができない
  • 採用管理システムがどういったものなのか知りたいので、とりあえず導入してみたい

【製品比較表

製品名リクナビHRTech採用管理Hirehub
機能の網羅性
データ分析
帳票出力
利用できない機能SNS連携、タレントプールなど応募数保証、候補者のAI推薦など
※表内の〇△は編集部評価

導入実績10000社以上の定番無料ツール「リクナビHRTech採用管理」

リクナビHRTech採用管理キャプチャ
出典:「リクナビ HRTech 採用管理」公式サイト https://hrtech.rikunabi.com/ats/

【製品情報

製品名リクナビHRTech採用管理
運営会社株式会社リクルート
公式サイトhttps://hrtech.rikunabi.com/ats/
機能の網羅性
データ分析
帳票出力
利用できない機能SNS連携、タレントプールなど
※表内の〇△は編集部評価

リクナビHRTech採用管理の特徴

  • 採用大手のリクルート社が提供している採用管理システム
  • 基本的な採用管理システムの機能が初期費用や月額費用不要で利用できる
  • 10000社以上(2020年1月時点)の導入実績がある

導入のメリットとデメリット

メリット・製品のすべての機能が無料で利用できる
・使用感がExcelに近い
・人材エージェントごとの内定者数など、簡易的な分析はできる
・人材紹介エージェントごとの内定者数など簡易的な集計は行える
・採用大手のリクルート社の採用ノウハウを利用できる
デメリット・分析機能はあくまで簡易的なものなので、有料製品と比べると細かい分析ができない
・有料の採用管理システムと比べると、機能は基本的なものに限定され、SNS連携やタレントプールなどの機能はない

採用大手のリクルート社が開発・提供する採用管理システムです。無料ながら、候補者の一元管理機能、面接日程調整機能、採用後の分析など、採用に必要な機能は不足なく備わっているのでコスパが高い製品といえます。

操作画面はExcelに近いので、初めて採用管理システムを使う人でも安心。採用経験が少ない中小企業やベンチャー企業(スタートアップ企業)にとっては、リクルート社の採用ノウハウをそのままツールを使いながら知ることができるのも魅力です。

10社以上の求人メディアとも連携可能「Hirehub」

Hirehubキャプチャ
出典:「Hirehub」公式サイト https://hire-hub.io/

【製品情報

製品名Hirehub
運営会社エン・ジャパン株式会社
公式サイトhttps://hire-hub.io/
機能の網羅性
データ分析
帳票出力
利用できない機能SNS連携、求人ページ作成など

Hirehubの特徴

  • エン転職など、転職サイトを運営しているエン・ジャパンが提供している
  • 求人メディアの主要10サイトから応募を取り込める
  • 初期費用や月額費用は無料だが、利用にはエン・ジャパンの採用支援ツール『engage』のアカウントが必要となる

導入のメリットとデメリット

メリット・製品に含まれるすべての機能を無料で使用できる
・求人メディアの主要10サイトから応募を取り込める機能
・人材エージェントからの推薦を自動化できる機能
デメリット・導入には『engage』のアカウントが必須

エン転職などを運営しているエン・ジャパンが開発・提供している採用管理システムです。豊富な機能を制限なく完全無料で利用できますが、採用支援システム『engage』のアカウントが必須となります。ただし、導入には採用支援ツール『engage』も無料で求人ページを作成できるものなので、一概にデメリットにはなりません。

ただし、採用支援ツール『engage』の無料プランは「有料枠での求人募集や応募数保証」「候補者のAI推薦」「Web履歴書の項目数」などに制限があります。『engage』をフルに活用したい場合は費用がかかります。

機能制限はあるが無料プランのある採用管理システム3選

次に、無料プランが用意されている採用管理システムを3つ紹介します。機能制限を受けますが、無料製品にはない、製品ごとの優れた機能を使えるのが無料プランを導入するメリットまた、将来的に有料プランに切り換えることになっても、契約を変更するだけで情報を引き継いだまま移行できます。

こんな企業におすすめ!

  • 無料製品にはない機能を無料で使いたい
  • 応募者は月間の数十人規模で、無料プランの制限内でも十分まかなえる
  • タレントプールやSNS連携などの機能も無料で利用したい
  • 将来的に有料の採用管理システムの導入を視野に入れている

【製品比較表

製品名ジョブカン採用管理SHIRAHATalentio Hire
機能の網羅性
データ分析
帳票出力
無料プランの制限・候補者データの保持(30日間)
・候補者登録上限(30名/月)
など
・掲載求人上限(1件)
・応募者上限(5名)
など
・候補者上限(50名)
・API、媒体連携
など
有料プランの料金9350円/月~1万780円/月~2万2000円/月~
※表内の〇△は編集部評価
※すべて税込価格

アルバイト採用なら無料プランでOK「ジョブカン採用管理」

ジョブカン採用管理キャプチャ
出典:「ジョブカン採用管理」公式サイト https://ats.jobcan.ne.jp/

【製品情報

製品名ジョブカン採用管理
運営会社株式会社DONUTS
公式サイトhttps://ats.jobcan.ne.jp/
機能の網羅性
データ分析
帳票出力
有料プランの料金9350円/月~
※すべて税込価格

ジョブカン採用管理の特徴

  • 新卒、中途、アルバイト採用まで幅広く使用できる
  • 新卒やアルバイト採用で特に使いたい「LINE連携機能」は無料プランでも使用可能
  • 12万社以上(シリーズ累計)の導入実績がある

無料プランで制限される主な機能

  • 候補者データ保持期間(30日間に制限)
  • 候補者登録数(30名/月まで)
  • 求人ページ作成機能(求人ページの作成不可)
  • メール送信機能(メール送信は利用不可、受信は可能)
  • 求人媒体自動連携機能
  • レポート機能

ジョブカン採用管理の無料プランには多くの機能制限があるものの、少人数の応募者管理やLINE連携などの機能を使いたい企業にはおすすめです。候補者登録上限が「30名/月」と無料サービスの中では多いため、会社規模によっては十分事足りるでしょう。特に、アルバイト採用を主に考えている企業には向いている製品といえます。

採用ページも簡単に作成可能「SHIRAHA」

SHIRAHAキャプチャ
出典:「SHIRAHA」公式サイト https://shiraha.jp/

【製品情報

製品名SHIRAHA
運営会社株式会社HAB&Co
公式サイトhttps://shiraha.jp/
機能の網羅性
データ分析
帳票出力
有料プランの料金1万780 円/月~
※すべて税込価格

SHIRAHAの特徴

  • AIが会社やお店にあった最適な文章やデザインを提案してくれる
  • 作成した求人ページが、スマートフォン・タブレットなどの閲覧環境に自動で最適化される
  • 複数の求人検索エンジンの媒体に無料でクローリング連携してくれる
  • 最短5分で採用サイトを開設。IndeedやGoogleなどの検索エンジンに最適化されている

無料プランで制限される主な機能

  • 掲載求人上限(1件まで)
  • 候補者上限(5名/月まで)
  • 採用サイトのデザイン選択(基本テンプレートのみ利用可能)
  • オプション追加
  • サイト解析 / ATS機能

SHIRAHAには、採用サイトの作成を支援してくれる機能があり、最短5分で採用サイトが作れます。そのため、採用管理システムの導入だけではなく「採用サイトも作成したい」という企業におすすめ。また、各種SNSとの連携機能があり、無料プランでも制限なく使用できるのは嬉しいポイント。ただし、無料プランでは候補者上限が5名と少ない点には注意です。

小規模事業者なら無料プランでも問題なし!「Talentio Hire」

Talentio Hireキャプチャ
出典:「Talentio Hire」公式サイト https://www.talentio.co.jp/hire

【製品情報

製品名Talentio Hire
運営会社株式会社タレンティオ
公式サイトhttps://www.talentio.co.jp/hire
機能の網羅性
データ分析
帳票出力
有料プランの料金2万2000円/月~
※すべて税込価格

Talentio Hireの特徴

  • 無料プランでも比較的、機能制限が少ない
  • 応募ページの作成機能やタレントプール機能がある
  • 採用プロセスのデータを集計・分析できる
  • 無料プランでもアカウント数や登録する求人数が無制

無料プランで制限される主な機能

  • 候補者上限(50名/月まで)
  • 導入時サポート
  • CSVインポート/エクスポート機能
  • API連携/媒体連携

Talentio Hireは、無料プランでも制限を受ける機能が少ないのが特徴です。候補者上限も月あたり50名までなので、小規模事業者であれば十分です。

無料プランでネックになるのが、CSV形式でのインポート/エクスポートに非対応なこと。このため「汎用データとして情報を抽出し、別のソフトで分析する」といったことはできません。

なお、有料プランは価格別に3プランありますが「STANDARDプラン」は無料プランと比較しても候補者人数の上限が200名になるだけです。媒体連携など使える機能が増えるのは「PLUSプラン」からです。

無料トライアル期間のある採用管理システム3選

最後に、無料トライアル期間が設けられている採用管理システムを3つ紹介します。

会社規模にもよりますが、採用管理システムにかかる年間コストは200万円に上ることもあり、決して安いシステムではありません。コストとのバランスを考えて、確かな費用対効果のある製品を導入するためにも、まずは無料トライアルで試験導入してみましょう。

無料トライアルの期間は、製品や営業担当者により異なりますが、およそは1ヶ月が一般的。このため、1つずつ試していては、システムを試すことだけに時間を取られてしまい、かえって導入が遅れてしまいます。

導入の是非を1ヶ月で決断するのは難しいため、1つのシステムを使い込むよりも、同時に複数のシステムを試して、最も使いやすかった製品を導入しましょう。

こんな企業におすすめ!

  • 社内稟議を通すため、実際に使って確度の高い提案書を作成したい
  • 導入を検討している採用管理システムが複数あるため使用感を比較したい

【製品比較表

製品名ジョブカン採用管理Catch bowlReworks Cloud
機能の網羅性
データ分析
帳票出力
トライアル期間30日間要問い合わせ要問い合わせ
有料プランの料金9,350円/月~5万5000円/月~5万円/月~
※表内の〇△は編集部評価
※すべて税込み

15種以上の求人媒体と自動連動「ジョブカン採用管理」

ジョブカン採用管理キャプチャ
出典:「ジョブカン採用管理」公式サイト https://ats.jobcan.ne.jp/

【製品情報

製品名ジョブカン採用管理
運営会社株式会社 DONUTS
公式サイトhttps://ats.jobcan.ne.jp/
機能の網羅性
データ分析
帳票出力
トライアル期間30日間
有料プランの料金9350円/月~
※すべて税込価格

ジョブカン採用管理の特徴

  • Indeed、リクナビネクスト、マイナビ転職などの大手求人サイトとの自動連携できる
  • 中途はもちろん、新卒やアルバイト採用でも利用可能
  • LINE連携機能がある
  • トライアル期間後、有料プランの申し込みをしなかった場合は、自動的に無料プランに移行できる

導入のメリットとデメリット

メリット・15種類以上の求人媒体と連携できる
・さまざまな経路からの候補者情報を一括管理できる
・LINE連携機能により応募者と直接コミュニケーションがとれる
・料金は採用人数によって変動するので、採用シーズン以外の運用コストを抑えられる
・通過率、承諾率などのレポートで採用活動の振り返りが行える
デメリット・求人設定が複雑なため使いこなすのに時間がかかる
・求人媒体ごとの費用対効果を表す機能がなく、詳細な分析ができない

Indeedやリクナビネクスト、マイナビ転職といった大手求人サイトをはじめとする15種以上の求人媒体との自動連携が可能です。これは、中途採用にとっては強力なアドバンテージ。また、LINE連携機能により応募者と直接コミュニケーションをとれるので、これは新卒やアルバイト採用を行う上で心強い機能となるでしょう。

料金は、月ごとの採用人数に応じた変動制。定額制ではないので、コスト管理に一手間かかりますが、逆をいえば「採用シーズンのみ利用して、ほかは利用しない」といった運用でもコスパよく活用できます。

無料トライアル期間後、有料プランを契約しなければ自動的に無料プランに移行します。無料プランであっても会社規模によっては十分な場合もあるので、トライアル後もそのまま使い続けられます。

採用コンサルティング会社のナレッジが活かせる「Catch bowl」

Catch bowlキャプチャ
出典:「Catch bowl」公式サイト https://www.kakehashi-skysol.co.jp/catchbowl-lp/

【製品情報

製品名Catch bowl
運営会社株式会社カケハシ スカイソリューションズ
公式サイトhttps://www.kakehashi-skysol.co.jp/catchbowl-lp/
機能の網羅性
データ分析
帳票出力
トライアル期間要問い合わせ
有料プランの料金5万5000円/月~
※すべて税込価格

Catch bowlの特徴

  • 採用コンサルティング会社が作った採用管理システム
  • なかなか聞く機会のない選考辞退の理由を調査するアンケートを導入している
  • 採用サイトシステム「MEET SOURCE」と連携するオプションプランもあり

導入のメリットとデメリット

メリット・LINEを使用した採用活動に強い
・選考日時の調整が簡単にできる
・アカウント発行月は準備期間として無料で使用できる
デメリット・最低月額利用料金が比較的高い
・半年の最低契約期間の縛りがある

Catch bowlは、採用コンサルティング会社として活躍する「株式会社カケハシスカイソリューションズ」が開発した採用管理システムです。

採用コンサルティングの観点からシステムがブラッシュアップされているので、管理ツールとしては十分過ぎるほと細かな機能が付帯されています人事担当者が「これができればいいのに」と感じることは、基本的には網羅されているでしょう。

LINE連携プランや各種システムとの連携、導入サポートなどのオプションプランもあり、採用活動の状況に合わせて選択できるのも魅力。無料で採用サイトが作れる採用支援システム「MEET SOURCE」と連携のオプションもあるので、「そもそも応募者が集まらない」という課題解決にも役立ちます。

強力なLINE連携により新卒採用に強い「Reworks Cloud」

Reworks Cloudキャプチャ
出典:「Reworks Cloud」公式サイト https://www.realive.co.jp/service/reworks/

【製品情報

製品名Reworks Cloud
運営会社株式会社リアライブ
公式サイトhttps://www.realive.co.jp/service/reworks/
機能の網羅性
データ分析
帳票出力
トライアル期間要問い合わせ
有料プランの料金5万5000円/月~
※すべて税込価格

Reworks Cloudの特徴

  • 連絡手段にLINEを採用したシステム
  • 新卒採用のフローをチャート式で確認できる
  • 電話番号のみで説明会の予約が可能

導入のメリットとデメリット

メリット・LINEを使用した採用活動に強い
・採用フロー構築が自由に行える
・大学別、都道府県別、エントリー時期別などさまざまな角度から分析できる
デメリット・最低月額利用料金が高い
・中途やアルバイト採用には不向き

Reworks Cloudは、LINE連携が特徴で、特に新卒採用に特化した採用管理システムです。採用フローの自由な組み合わせや詳細な分析ができるので、「採用活動の課題を解決しながら、フロー全体を効率的に進めたい」という企業におすすめです。

まとめ

採用管理システムは、これからの時代の採用活動になくてはならないツールです。

無料で使える採用管理システムも増えているので「一度試してみたい」「予算がない」という場合でも、まずはシステムを導入してみましょう。

無料の採用管理システムは、有料のものに比べるとやはり機能面などは及びません。それでも導入するとしないとでは大きな差があります。

今回紹介したシステムを参考に、ぜひ自社に合うシステムを探してみてください。

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