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※顧客対応に使うチャットボットツールの選び方についてはこちら
6大おすすめビジネスチャット
\6大ビジネスチャット・ポジショニングマップ/

【6大チャットツールをまとめて比較】
ツール名 | 料金/1人 | 連携サービス | 特徴的な機能 | 国内利用企業 | おすすめ企業 |
Talknote | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 組織活性度のスコア機能 初期導入支援の実施 | 1,000社以上 | チャットツールの導入が初めての企業 |
Chatwork | 550円 | SmartHR Gmail box など約80種 | 社外のコンタクト管理機能 | 約33万社 | 機能性も安さもどっちも必要な企業 |
LINE WORKS | 330円 | クラウドサイン 人事労務freee など約90種 | 既読機能 | 約30万社 | LINEのような手軽さが欲しい企業 |
Slack | 935円 | GoogleDrive Salesforce Zoom など約2400種 | 豊富なAPI連携 | 約8.5万社 | ITやシステムに抵抗がない企業 |
Microsoft Teams | 594円 | Office365 Outlook など250種 | 300人参加OKなビデオ会議機能 | 非公開 | ビデオ会議機能も使いたい企業 |
Workplace | 4ドル | Office 365 GoogleWorkspace など | 社内ニュース機能 | 非公開 | 社内交流を活発にしたい企業 |
①サポート体制が充実の国産ツール「Talknote」

導入時からサポート体制が充実している
Talknoteでは、専任スタッフが導入から運用ルールの構築までのサポートを行ってくれます。
チャットツールを導入するには、ツールの導入だけでなく運用ルールを構築するなど、行うべきことが多くあります。初めてチャットツールを導入する人にとっては、導入自体が負担になってしまいます。
Talknoteなら、充実したサポート体制により、チャットツールの導入に不安がある企業でも安心して導入可能です。
組織・人のコンディションを可視化できる
Talknote特有の機能として、組織や従業員のコンディションを分析できる機能があります。
「オーバーワーク機能」で働きすぎている従業員をピックアップし上司にアラートを送る機能や、「組織活性スコア機能」という、組織のコミュニケーション活性度をスコア化し、改善が必要な項目を洗い出す機能などがあります。


プラン
初期費用 | 要問い合わせ |
月額料金 | 要問い合わせ |
オプション(サンクス機能、オリジナルスタンプ) | 要問い合わせ |
CHECK! ・Talknoteは、サポート体制が充実で安心して使用可能 ・日常業務で使用するチャットツールで組織のコンディションを測ることができる |
この記事では、Talknoteのサービス紹介資料を無料ダウンロードできます。
記事内では紹介し切れないTalknoteの実際の操作画面や、カスタマーサクセスの具体内容、導入事例ついては以下資料で紹介しています。
また、Talknoteの資料をダウンロードした方に、無料特典として「DXbase独自調査!主要チャットツール比較表」をプレゼントしています。ぜひ製品調査や導入提案資料にお役立てください。
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②手頃な価格の国産ツール「Chatwork」
社外の人との営業ツールとしても使える
日本発のビジネスチャットで、社外の人ともやり取りしやすいのが最大の特徴です。IDを知っている人なら、社内外を問わずすぐにやり取りができるので、営業ツールとしても活用しやすいです。また、グループ内で交わされた会話から必要な用件を「タスク」として登録・管理できるのも便利です。
また、グループ内で交わされた会話から必要な用件を「タスク」として登録・管理できるのも便利です。そのタスクを期限を指定して誰かに割り振ることできます。国産ベンダーならではの使い勝手の良さがあり、Slackと比べて価格も手頃です。7グループまでなら無料で使える手軽さも魅力です。
スタンプの数が少ない
ユ―ザーが使用できるスタンプの数が少ないことは弱点として上がっています。また、グループチャットと個人チャットが見分けづらい、といったことも弱点として指摘されています。これらの機能の弱さを気にしなければ、手頃な値段で十分に使える製品といえるでしょう。
無料版を含めた4つのプラン
【無料プラン】
グループチャットが累計7グループまで、ビデオ通話/音声通話が1対1のみ、ストレージ5GBまで、広告が表示されるなどの制限があります。
【有料プラン】
プラン | 月額料金(年間契約/月間契約) | 備考 |
ビジネス | 550円/660円 | 組織向け |
エンタープライズ | 880円/1056円 | 管理機能を強化 |
CHECK! Chatworkは、国産ならではの使いやすさがあり、社外の人とのやりとりにも使いやすいが、スタンプの数が少ないなどの欠点がある。 |
③既読機能が最大の特徴「LINE WORKS」
ITに強くない人も使いやすい
個人向けチャットのLINEと機能はほぼ変わらず、既読・未読が確認できたり、スタンプが使えます。多くの人が使い慣れているのが大きな強みです。また外部トーク連携で、他社のLINE WORKSアカウントや一般のLINEアカウントともやり取りが可能です。
タスク管理ができるカレンダー、掲示板、アドレス帳、アンケートなどの機能も含まれています。LINEは個人向けチャットツールとして広く普及しているため、ITに強くない人にも使ってもらいやすいという点がメリットでしょう。
良くも悪くも「既読機能」
一方でLINE WORKSは、ビジネスチャットツールのなかでは唯一「既読」表示機能があります。個人向けのLINEでも同様ですが、既読機能は「相手のメッセージに何か反応しなければならない」という圧力が働いてしまいます。結果として沢山のメッセージやスタンプが送られることになりますが、これを密なコミュニケーションと考えるか、不要な時間と考えるかが、LINE WORKS採用の分かれ目になるでしょう。企業文化によっては、ややカジュアルに過ぎると判断される場合もありそうです。
無料版を含めた4つのプラン
【無料プラン】
トーク(無料通話、ビデオ通話、ノート、予定、フォルダ機能)、アドレス帳、ホーム(基本機能)、管理者向けの機能(簡易版)が利用できます。ただし音声/ビデオ通話やLINEユーザーとの対話は1対1のみ。広告が表示され、SLA(サービス品質保証)対象外などの制限あり
【有料プラン】
プラン | 月額(年額契約) 月額(月額契約) | 備考 |
ライト | 330円 396円 | 管理面が充実 |
ベーシック | 550円 660円 | メールやタスク管理機能も使える |
プレミアム | 1,100円 1,320円 | ストレージの容量がより大きい |
CHECK! LINE WORKSは、「既読機能」をどう捉えるかが採用・不採用の分かれ目 |
④チャットやSNSに慣れている人向け「Slack」
世界シェアナンバーワン
世界的なシェアの高さと拡張性の大きさが特徴。個人/組織/プロジェクト/顧客別などで自由に「チャンネル」を設定し、メンバーがその中で会話を進めていく仕組みです。話題を整理しやすく、やり取りの検索や管理が簡単で、絵文字でリアクションができる点なども便利です。必要な資料はドラッグ&ドロップで簡単にアップロードして共有できます。メール、ツイッター、Google、Skypeなど多くのSNSサービスとシステム連携可能です。
拡張性の高さは「便利」か「負担」か
様々な機能をフルに活用して、カスタマイズすることでどんどん使いやすくしていけますが、逆に細かい設定ができない/面倒だという人には使いこなすのが負担になるかもしれません。
やや高めの料金設定
他社の標準的な有料プランでは1人あたり月額約500円程度で使えますが、slackは月額税込935円〜とやや高めです。
プラン | 月額/人(年払い) 月額/人(月払い) | 備考 |
無料版 | 0円 | ・検索可能なメッセージ数が直近1万件まで ・音声/ビデオ通話は1対1限定 ・ファイル保存容量が合計5GBまで など制限あり |
スタンダード | 935円 1,056円 | 中小企業向け |
プラス | 1,760円 1,980円 | 大企業や高度な管理ツールが必要な企業向け |
CHECK! Slackはメジャーなツールで拡張性も高いが、使うのに慣れが必要で、値段もやや高い |
⑤Office365利用なら一択「Microsoft Teams」
WordやExcelの共同編集が容易に
マイクロソフトのグループウェア「Office365」に組み込まれているサービスで、「Office365」との連携が最大の特徴です。Word/Excel/PowerPointなどのハブとして使え、Teamsのアプリ上でこれらツールを起動して作業、メンバーとの共同編集も簡単にできます。Office製品は世界的なシェアがあるので、多言語(40言語)に対応しています。
操作には慣れが必要
現在は通話・電話会議サービスの「Skype」も機能に含まれているため、海外とのやり取りが多い企業では重宝するでしょう。ただ、実際に使用している人からは「UI(画面デザインや操作方法)が使いづらい」といった声も少なからず聞かれます。
無料プランと有料プラン
【無料プラン】
チャットと共同作業、音声/ビデオ通話、Web版のWord/Exel/PowerPointなどが利用できます。
【有料プラン】
「Office365」の料金プランで「Business Basic」が月額税込594円(1人あたり/年払いの場合、以下同)、「Business Standard」が月額税込1496円、「E3」が月額税込2387円で金額に応じてサービスやセキュリティが充実し、ストレージの容量が大きくなります。
CHECK! Microsoft Teamsは、Office365を利用していれば便利に使えるが、Microsoft特有のUIの弱さが難点 |
Microsoft Teamsは公式のお役立ち資料などがありません。詳細を知りたい方は公式サイトをご覧ください。
⑥社内組織を超えた人間関係が広がる「Workplace」
社内の人間関係が深まる
Facebookのビジネス版で、社員同士のつながりや拡がりを重視したコンセプトが最大の特徴。本家Facebookが個人を軸とした人間関係を広げていくのに対して、Workplaceは企業内の人間関係を深めていく機能がある。
「社内ニュース」で盛り上がる
多くのビジネスチャットでは、グループ/テーマごとに参加者や発言がまとめられていくため、そのグループに参加したり、中を覗いたりしなければ、内容がわかりません。しかしWorkplaceは(閲覧制限を設定していなければ)参加していないグループの話題も、一部が自分の「ニュースフィード」として流れてきます。そのため部署の垣根を越えて「いいね!」「コメント」「シェア」などの反応がきて、アイデアや議論が発展していきやすいです。
社内の人間関係を広めたり深めていくにはいいですが、一方で実際に使っている人からは「雑談やサークルの話ばかりが盛り上がり、良くも悪くもビジネスライクではない」という声もあります。フラットで自由な気風の会社には向いていますが、縦割りの企業文化がある会社には不向きかもしれません。
無料プランと有料プラン
【無料プラン】
無料版の「エッセンシャル」は最大50グループまで作成可能です。また、チャット、グループビデオ通話、ファイル保管(1人あたり5GBまで)、自動翻訳、ライブ動画ストリーミングなどが利用できます。
【有料プラン】
最も需要の多い「アドバンス」は1ユーザーあたり月額4ドルで、グループ設定が無制限/ファイル保管が1人あたり1TBまで拡充されるほか、組織図(同僚やチームが検索できる)やアンケート機能、管理者向け機能が使えるようになります。
CHECK! Workplaceは、社内の人間関係が広がるが、雑談で盛り上がりがちなリスクも |
\【無料】資料はこちらからダウンロードできます/
どのサービスを選べばいいか?
「機能優先」より、「受け入れられやすさ優先」で
ビジネスチャットは会社もしくは部署の全員が揃って利用しなければ意味がありません。1人でも使わない人・使えない人がいるとその人はチャット上での議論には加われないし、メールなど別の手段で連絡を取らなければならくなります。全員が同時に情報を共有できるビジネスチャットのメリットがなくなってしまうのです。そのためサービスの選定にあたっては、機能や料金よりも使いやすさ・受け入れられやすさを優先するのもひとつの方法です。
初めてのチャットツール導入なら「Talknote」
チャットツールの導入が初めて、導入しても使いこなせるか心配なら「Talknote」がおすすめです。充実した導入サポートを活用することで、不安な点を解消しながら安心して導入できます。
誰でも使いやすいUIなので、「従業員が使いこなせるか心配…」という企業でも問題ないでしょう。
最もハードルが低い「LINE WORKS」
その意味でITに疎い人がいても導入しやすいのは「LINE WORKS」でしょう。いまやLINEの国内アクティブユーザー数は月間8200万人を超え、プライベートで使っている/使ったことのある人は多いはずです。LINE WORKSとLINEは別ものとはいえ画面構成や操作に共通項は多く、導入のハードルは最も低いと思われます。
機能と操作性のバランスが取れた「Chatwork」
使いやすさと機能、さらに価格まで含めたバランスの良さを取るなら「Chatwork」がおすすめです。日本のビジネス事情を考慮されて作られたビジネスチャットだけに、使いやすさには定評があり、外部ツールとの連携も不足はありません。また外部のユーザーやグループともつながりやすいので、組織をまたいだプロジェクトや営業ツールとしての活用などにも便利に使えます。
以上のような、各ビジネスチャットツールの特徴をまとめると、下の表の通りとなります。
「Workplace」で社内を「見える化」
Facebookを利用している人が多ければ「Workplace」は違和感なく使えるはずです。会社がある程度の規模になると、社内の他の部署には顔と名前が一致しない人が出てきたりします。Workplaceは、社員がそうした部署の壁を越えて社内の人脈を広げやすくして、社員間の交流を活発化させるのに役立ちます。特に自分が属しているグループ以外の動向見える「ニュースフィード」機能は、会社全体の「見える化」にもつながります。
「Microsoft Teams」は使われているか
会社でOffice365(Business Basic以上)を契約していれば「Microsoft Teams」は、すでに導入されている場合もあります。Office365は非常に多くの機能やサービスを内包しており、すべてを使い切れている会社はあまりありません。Teamsは“使ってみれば便利なのに使われていない機能”の1つになっているケースも多いのではないでしょうか。
本格的ビジネスチャットならやはり「Slack」
ITリテラシーが高く、これを機にテレワークを積極的に導入・推進していこうという前向きな人が多い職場なら「Slack」がいいでしょう。また、Slackはシェアが高いお陰で連携できる外部ツールやアプリケーションが圧倒的に多いのが特徴です。既にビジネスにクラウドのツール(たとえばDropboxやGoogleカレンダーなど)を活用している企業にはやはりSlackが向いているでしょう。
【6大ビジネスチャットツールのメリット/デメリット】
メリット | デメリット | 料金 (有料最安) | こんな企業におすすめ | |
Talknote | 充実した導入サポート | 多機能な点(使いこなせるかどうか) | 要問い合わせ | 初めての導入で使いこなせるか心配な人 |
Chatwork | 国産ソフト特有の使いやすさ | 一部機能に改善すべき点も | 500円 | 拡張性と価格のバランス重視で、取引先とも使いたい人 |
LINE WORKS | 多くの人が使い慣れたUI | 「既読機能」の是非 | 300円 | ビジネスチャットに敷居の高さを感じる人 |
Slack | 拡張性が高い | 多少の慣れが必要 | 850円 | ITに関心が高くSNSを積極的に使いこなしている人 |
Microsoft Teams | Office365との連携性 | Microsoft特有のUIの弱さ | 540円 | Office365でWord、Excel、PowerPointを使いこなしている人 |
Workplace | プロジェクトを超えた関係の広げやすさ | 縦割り組織には合わないことも | 4ドル | 社内の人的交流や意見交換を活発にしたい人 |
上記に挙げたビジネスチャットツールでは、いずれも無料プランが設けられています。無料プランは、音声・ビデオ通話は1対1に限定などの機能制限はありますが、ビジネスチャットの基本的な機能は使えます。まずは、自分の会社にあっていそうなビジネスチャットツールのアカウントを作り、社内の一部の部署で使ってみるなどしたうえで、最終的に採用するかどうかを決めるのがいいでしょう。
無料のチャットツールはこちらの記事でも紹介しています。
ビジネスチャットとは
個人向けチャットを機能強化したもの
プライベートで、LINEやFacebook Messengerなど、個人向けチャットツールを使っている人も多いでしょう。ビジネスチャットは、この個人向けチャットに、メッセージの検索・タグ付けやスレッド表示、クラウドを介したファイル保存・共有などの機能を加えて、ビジネス利用向けに強化したものです。日本企業での導入率は3割を超えたと言われています。
個人向けチャットと比べると、セキュリティー面の強化もなされていて、会社の組織単位でのメンバー管理や、人事異動等への対応も容易になっています。
コミュニケーションに「抜け」がなくなる
これまでの働き方の常識では、皆が同じ時間に同じ空間で仕事をしていたので、職場にいれば、意識しなくてもある程度の情報を共有し、用件を伝え合うことができました。ところが、出勤時間が人によってまちまちになったり、テレワークが導入されたりすると、コミュニケーションに抜けや漏れが生じやすくなってしまいます。
ビジネスチャットを利用すればやりとりが記録に残るので、「聞いていない・見ていない・忘れていた」が起きにくくなります。上手く活用すれば、これまで以上に効率的・生産的なコミュニケーションが可能になるでしょう。
ビジネスチャットの基本機能
多くの会社がサービスを提供していますが、多くのビジネスチャットが共通して備えている基本機能は以下の通りです。
・登録した相手との1対1のテキストチャット ・登録した複数の人たちとのグループチャット ・チャットで交わされた内容のタグ付け、検索 ・音声通話/ビデオ通話 ・ファイルの保存・共有 ・PC/スマホ/タブレットでの利用 |
シェアが大きく、使い勝手に定評があるのは以下の5社です。それぞれ、チャットの仕事のなかでの位置づけ、企業文化などの要素でポジショニングするとおおよそ下図のようになります。各サービスの詳細については、次項目で紹介していきます。
※この記事は「ダイヤモンド働き方研究所」から移管されました。