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【この記事に登場する有識者】
東京都中小企業診断士協会
城南支部所属 中小企業診断士
黒澤 柊さん

1991年東京都生まれ。2014年大手システム会社に新卒入社し、3年間ERPパッケージの開発・運用に従事する。2017年大手メーカーに転職し、情報システム部員としてバックオフィス系システムの企画・導入やリモートアクセス環境整備を推進。2020年から個人事業として中小企業診断士としての活動を開始。半年間で、8社のDX支援(業務改善やクラウドサービス導入など)を行う。現在も本業と並行しながら、「中小企業にも情報システム部のノウハウを」をモットーに活動中。

リモートアクセスサービスとは?

まず初めに、リモートアクセスサービスの概要について、企業のDX化を支援している中小企業診断士の黒澤柊さんに伺いました。

――リモートアクセスサービスとはどのようなものなのでしょうか?

離れた場所にあるPCやシステムを遠隔操作できるソフトやサービスのことを、リモートアクセスサービスといいます。ソフトウェアをPCにインストールしたり、専用のサーバーを設置したりといった方法で利用できるのが特徴です。

リモートアクセスサービスは、接続方法によって複数のタイプに分かれます。

代表的なのが「仮想デスクトップタイプ(VDI、DaaSなど)」「社内LAN延長接続タイプ(VPN接続など)」「社内LAN接続不要タイプ」の3つです。

リモートアクセスの種類

仮想デスクトップタイプの特徴|VDIとDaaSの違い

仮想デスクトップタイプは、データセンターなどに用意したデスクトップ画面に、リモート環境下からアクセスする形式です。

デスクトップそのものではなく、サーバー上に仮想的なデスクトップを複製するVDI(Virtual Desktop Infrastructure)という技術が一般的に使用されてきました。この仮想デスクトップはクラウド上にも構築できます。近年普及しているDaaS(Desktop as a Service)については、「クラウド上に仮想デスクトップを構築するタイプのVDIサービス」と理解して差し支えありません。
仮想デスクトップタイプのメリットは、端末の持ち出しがない分、よりセキュアな通信が可能である点です。会社のデスクトップ画面を自分のPCで閲覧し、端末本体やデータの保存場所は会社にしておけるため、情報漏えいのリスクを軽減できます。ただし、セキュリティ面で優れている分コストも高くなりがちです。

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社内LAN延長接続タイプの特徴

社内LAN延長接続タイプは、VPNを通じて社内のサーバーに接続する仕組みになっています。

VPN(Virtual Private Network)とは、社内の回線と外部の端末を暗号化したトンネルで接続し、特定の人だけが使用できるようにしたネットワークですので、セキュリティの強化に有効です。

このタイプはおもに会社で使用している端末を社外に持ち出して作業を行う場合に利用されることが多いのですが、VDIやDaaSに比べてコストを抑えられる半面、端末の紛失や盗難があった場合に情報漏えいのリスクが高いというデメリットがあります。

しかし、最近では安価で高性能な暗号化ソフトが登場しており、さらに通信時のセキュリティ性も向上しているため、VPNの安全性はVDIとさほど変わらないところまできています。

VPNには、ユーザが増えると回線が逼迫してしまいアクセスしづらくなるというデメリットもあります。感染症対策をきっかけにVPNを利用している多くの企業がこの課題に直面しました。

その結果、ゼロトラストセキュリティと呼ばれる技術が急激に浸透し、VPNを使わずに特定の人・端末だけを社内にアクセスさせるツールや仕組みが次々と出てきています。
ただし、ゼロトラストセキュリティはまだ未成熟な状況なので、特に機密性の高い情報を扱う場合や、外注先のスタッフに社用端末を支給できない場合などに限定してVDIを利用し、それ以外はVPNで対応するケースが主流になっています。

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社内LAN接続不要タイプの特徴

社内LAN接続不要タイプは、リモートアクセスの中でもっとも手軽な通信方法です。専用のソフトを導入し、会社PCのデスクトップ画面を立ち上げたままにしておけば、外部の端末から通常のインターネット経由で簡単に接続できます。

メリットは、VDIやVPNを構築したりする必要がなく、コストを抑えてリモートアクセスが可能になることです。

デメリットとしては、会社PCにインターネットから直接アクセスできるため、不正アクセスのリスクが3タイプの中で最も高いことがあげられます。

また、PCの電源を付けっ放しにしておく分電気代がかかりますし、会社PCのほかに自宅作業用PCを各従業員に用意する必要があります。

VDIやVPN接続と比べると安心・安全という面で劣るため、対処療法の感は否めませんが、多要素認証や通信暗号化などセキュリティ機能を強化したツールも出てきており、手軽に利用できるため、おもに従業員数の少ない中小企業などで導入されるケースが多いですね。

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情報漏えいのおもな原因

リモートワークを導入するにあたっては情報漏えいのリスクがつきものですが、その原因は事故や人的ミスなどさまざまです。

NPO日本ネットワークセキュリティ協会が発表した「2018年情報セキュリティインシデントに関する調査結果〜個人情報漏えい編〜(速報版)」によれば、2018年に起きた情報漏えいの原因としては「紛失・置き忘れ」が26.2%ともっとも多く、次いで「誤操作」が24.6%、「不正アクセス」が20.3%という結果でした。「紛失・置忘れ」と「不正アクセス」の件数は前年から増加しています。

情報漏洩件数
参照元:「2018年情報セキュリティインシデントに関する調査結果〜個人情報漏えい編〜(速報版)」 https://www.jnsa.org/result/incident/2018.html

媒体・経路別の漏えい件数を見ると、「紙媒体」が29.8%と最多で、次いで「インターネット」が26.6%、「電子メール」が21.4%、USB等可搬記録媒体が12.6%という結果でした。興味深いのは、「紙媒体」の件数が2017年比で減少しているのに対し、「インターネット」「電子メール」「USB等可搬記録媒体」はいずれも増加に転じている点です。

媒体別情報漏洩件数
参照元:「2018年情報セキュリティインシデントに関する調査結果〜個人情報漏えい編〜(速報版)」 https://www.jnsa.org/result/incident/2018.html

これらの結果からもわかるように、インターネットやITツールが普及し、リモートワークの機会が増加するに伴い、情報漏えい防止策の必要性は年々高まっています

端末の置き忘れや不正アクセスを防ぐ上では、仮想デスクトップやVPN接続などの対策がとられているリモートアクセスサービスを活用し、セキュアな通信環境を整備することが重要です。

【仮想デスクトップタイプ】おすすめ2選

ここからは、おすすめのリモートアクセスサービスを3つのタイプ別に紹介していきます。

まずは、仮想デスクトップタイプの6製品です。

【仮想デスクトップタイプの特徴】

  • 個人PCから会社のPCやシステムにアクセスしてもセキュリティリスクが低い
  • コストが他の2タイプよりも高い傾向にある

【仮想デスクトップタイプがおすすめの企業】

  • リモートワークを導入し、社内PCを社外に持ち出す機会が増えている企業
  • 業務委託など個人PCで作業する人が多い企業

1.従量課金と定額のハイブリッドで低価格を実現する「クラウドデスクトップ」

クラウドデスクトップキャプチャ
出典:「クラウドデスクトップ」公式サイト https://www.crowd-desktop.jp/
運営会社:株式会社アイドマ・ホールディングス
公式サイト:https://www.crowd-desktop.jp/

【料金プラン】

0〜125時間126〜200時間201時間〜
エントリー
(CPU:2コア/メモリ:4GB)
88円/時間+2200円定額1万3200円88円/時間 − 4400円
スタンダード
(CPU:4コア/メモリ:8GB)
132円/時間+2200円定額1万8700円132円/時間 − 7700円
クリエイティブ
(CPU:8コア/メモリ:32GB)
242円/1時間+2200円242円/1時間+2200円242円/1時間+2200円
※料金はすべて税込

【サービスの特徴】

  • 従量課金と定額のハイブリッドな料金体系
  • Internet Explorerでは利用できない

クラウドデスクトップは、低価格で利用できる完全クラウド型の仮想ワークスペースです。

安価ながらセキュリティ面も優れています。管理者権限を持つユーザーなら、作業者の状況をいつでも確認可能。また、ローカル環境には接続されない仕組みになっているなど、情報漏えい対策も万全です。

料金体系は従量課金と定額制のハイブリッド方式を採用。1台単位で導入が可能なため無駄なコストがかかりません。コストを抑えてリモートアクセスを利用したい企業に向いています。

2.モバイル端末に特化したリモートアクセスなら「moconavi」

moconaviキャプチャ
出典:「moconavi」公式サイト https://moconavi.jp/
運営会社:株式会社レコモット
公式サイト:https://moconavi.jp/

【料金プラン】

料金要問い合わせ

【サービスの特徴】

  • 最短3営業日で導入可能
  • 特定の外部システムとAPI連携ができる
  • ログイン時に複数回認証エラーになると自動でロック(解除には管理者への通知が必要)

moconaviは、端末や通信経路にデータを残さない仕組みを採用しており、個人のリテラシーに関係なく安全なテレワークをサポートしてくれるサービスです。

端末の生体認証と連携したシングルサインオンができるほか、IP制限や端末制限などのセキュリティ対策が施されています。

また、グループウェア(サイボウズOffice、サイボウズ Garoonなど)やオンラインストレージ(Box、One Driveなど)などの外部システムとAPI連携が可能です。生産性を落とすことなく業務に取り組めるでしょう。

【社内LAN延長接続タイプ】おすすめ6選

次に、社内LAN延長接続タイプのおすすめ5製品を紹介します。

【社内LAN延長接続タイプの特徴】

  • 会社のPCで仕事をするのと同等の作業環境を再現できる
  • 仮想デスクトップタイプよりコストを抑えられる
  • 社内LANやVPNを構築しなくてはいけない

【社内LAN延長接続タイプがおすすめの企業】

  • 常時リモートワークを採用し、会社PCを外部に持ち出す機会が少ない企業
  • 社内LAN、VPNの環境構築ができていて、かつコスト重視の企業

1.導入時の手軽さとセキュリティの高さを両立した「SWANStor」

SWANStorキャプチャ
出典:「SWANStor」公式サイト https://www.areabe.com/product/
運営会社:エリアビイジャパン株式会社
公式サイト:https://www.areabe.com/product/

【料金プラン】

料金要問い合わせ

【サービスの特徴】

  • 複数の認証方法を組み合わせられる
  • デバイス・キャリア・アプリケーションフリーの汎用性が高い

SWANStorは、国内導入社数700社、販売ライセンス数2万8000本の実績を持つリモートアクセスプラットフォームです。

ワンタイムパスワード、端末認証、顔認証といった機能がオプションで用意されており、企業のセキュリティポリシーに合わせて複数の認証方法を組み合わせられます

また、ユーザー認証情報やログ情報など重要なデータは、外部から遮断された社内LAN上に保管されるため安心です。

ほかにも、中継サーバーを24時間365日体制で監視し、セキュリティリスクの軽減に努めています。

iOSやAndroidのほか、フィーチャーフォンにも対応しており、CRMやSFAなど、さまざまなアプリケーションにもアクセス可能です。

2.データの公私分離で私用端末でも使える「Master’sONE セキュアリモートアクセス

Master’sONE セキュアリモートアクセスキャプチャ
出典:「Master’sONE セキュアリモートアクセス」公式サイト https://www.nttpc.co.jp/service/mastersone/remote/
運営会社:株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ
公式サイト:https://www.nttpc.co.jp/service/mastersone/remote/

【料金プラン】

月額料金/ID1650円
初期料金/ID3300円
※料金はすべて税込

【サービスの特徴】

  • 端末内のデータは仕事用とプライベート用に分離できる
  • ワンタイムパスワードやカスタマーコントロールなどのセキュリティ機能を標準搭載

Master’sONE セキュアリモートアクセスは、モバイル端末や既存のインターネット環境からゲートウェイ経由で社内システムにリモートアクセスできるサービスです。

端末内のデータは公私の分離が可能なため、リモートワークに従業員の私用端末を使用する場合でも、企業データを安全に管理できます。

また、従業員がセキュリティポリシーに違反する操作を行うと、管理者とユーザーの双方にアラートが届き、違反デバイスを隔離するなどの対応も行えます。

インターネットに接続可能な環境なら、通信キャリアやデバイスを問わず利用可能。複雑な設定は必要ありません。プロトコルフリー型なので、グループウェアなどのWebアプリケーションだけでなく、社内のファイルサーバーや業務用アプリケーションへも接続できます。

3.端末に閲覧情報を残さず漏えいリスクを最小化する「CACHATTO」

CACHATTOキャプチャ
出典:「CACHATTO」公式サイト https://www.cachatto.jp/
運営会社:e-Janネットワークス株式会社
公式サイト:https://www.cachatto.jp/

【料金プラン】

料金要問い合わせ

【サービスの特徴】

  • 端末に情報を残さない
  • 1ライセンスで複数の端末を利用可能
  • 製品は代理店経由で購入しなくてはいけない

1400社、70万ユーザー(2021年1月時点)が利用しているリモートアクセスサービスです。社内LANやクラウド上に専用サーバーを設置するだけで、大幅なネットワーク変更をしなくてもリモートアクセスが可能です。

端末に閲覧情報を残さないため、データの持ち出しによる情報漏えいリスクを最小化できます。閲覧データは、CACHATTOのアクセスポイントを通過するだけで、端末への転送が完了した時点で即時消去。さらに、アクセス可能なファイルや連携アプリを、ユーザー単位で制御することも可能です。

多要素認証にも対応しており、認証に失敗した場合は通信環境に依存せずにアクセス権限を消去できるなど、セキュリティ対策にも力を入れています。

4.インターネットを介さない閉域接続も可能「IIJ GIOリモートアクセスサービス/タイプA」

IIJ GIOリモートアクセスサービス/タイプAキャプチャ
出典:「IIJ GIOリモートアクセスサービス/タイプA」公式サイト https://www.iij.ad.jp/biz/gam/
運営会社:株式会社インターネットイニシアティブ
公式サイト:https://www.iij.ad.jp/biz/gam/

【料金プラン】

初期料金23万1000円〜
月額料金9万1080円〜
※料金はすべて税込
※100セッション(300ユーザー)の場合

【サービスの特徴】

  • 多様な認証機能がある
  • 時間帯を限定したアクセス権限の設定が可能
  • モバイル専用アプリがなく、Webブラウザからしかアクセスできない

IIJ GIOリモートアクセスサービス/タイプAでは、通信の暗号化やIPアドレス認証、端末認証、アクセス制御、時間帯制御、オンラインレポート機能、ログ検索機能、24時間365日の運用監視など、多様なセキュリティ対策がとられています。

IIJ GIOの各種サービスを組み合わせればさらにセキュリティの強化が図れるほか、インターネットを介さない閉域接続も可能です。

デバイスや回線を問わず柔軟に接続環境を構築できる点も特徴といえるでしょう。

5.企業規模に応じた環境を構築できる「セキュアリモートアクセス」

セキュアリモートアクセスキャプチャ
出典:「セキュアリモートアクセス」公式サイト https://www.softbank.jp/biz/nw/nwp/gw/secure_remote_access/
運営会社:ソフトバンク株式会社
公式サイト:https://www.softbank.jp/biz/nw/nwp/gw/secure_remote_access/

【料金プラン】

料金要問い合わせ

【サービスの特徴】

  • ソフトバンクのサービスとの親和性が高い
  • 機器の運用は運営会社が行ってくれる

セキュアリモートアクセスは、ソフトバンクが提供するサービスです。

機器の運用はソフトバンクのデータセンターで行うため、ユーザー企業は手軽にリモートアクセスの環境を利用できるメリットがあります。

また、拡張性と柔軟性に優れ、小規模から大規模まで最大同時接続数に応じた機器の設定が可能。また、ソフトバンクが提供するVPNサービス「SmartVPN」との親和性が高いのも特徴です。

認証サービスが豊富に用意されており、IDとパスワードを利用した本人認証や端末認証が行えます。iPhoneやiPad、Androidからもアクセス可能。設定情報を入力するだけでインターネットを経由して社内のサーバーへ接続できます。

6.USBを挿すだけで簡単に利用できる「MagicConnect」

MagicConnectキャプチャ
出典:「MagicConnect」公式サイト https://www.magicconnect.net/
運営会社:NTTテクノクロス株式会社
公式サイト:https://www.magicconnect.net/

【料金プラン】

USB型端末認証型モバイル
年間料金1万9800円1万9800円1万3200円
初期料金1万6500円1万1000円5500円
※料金はすべて税込

【サービスの特徴】

  • USB型、端末認証型、モバイルの3つのプランが用意されている
  • USB型を選択した場合、専用のUSBがないと使用できない
  • スマートフォンやタブレットでもPCと同様の操作ができる

NTTテクノクロスが提供するMagicConnectは、高いセキュリティと使いやすさを両立したリモートアクセスサービスで、1万5000社以上(2021年6月時点)の導入実績を誇ります。

プランは「USB型」「端末認証型」「モバイル」の3種類。USB型であれば、PCにUSBを挿してユーザー認証するだけで、どのPCからでも簡単に接続できます。プログラムのインストールや設定の変更は必要ありません。

仮想マウスも特徴的な機能です。画面上に表示されるマウスを動かすことで、スマートフォンやタブレットからもPCと同じように操作ができます

仮想マウス画像
出典:「MagicConnect」公式サイト https://www.magicconnect.net/spec/strong-point.php

【社内LAN接続不要タイプ】おすすめ6選

続いて、社内LAN接続不要タイプのおすすめ3製品を紹介します。

【社内LAN接続不要タイプの特徴】

  • 専用のソフトやアプリケーションを端末にダウンロードするだけで利用可能
  • 社内LANやVPNを構築する必要がないのでコストを抑えられる

【社内LAN接続不要タイプがおすすめの企業】

  • 社内LANやVPNなどの環境構築ができていない企業
  • 従業員数の少ない中小企業
  • 手軽にリモートアクセスを実現したい企業

1.安定した通信とセキュリティ性の高さに定評がある「TeamViewer」

TeamViewerキャプチャ
出典:「TeamViewer」公式サイト https://www.teamviewer.com/ja/
運営会社:TeamViewerジャパン株式会社
公式サイト:https://www.teamviewer.com/ja/

【料金プラン】

<リモートサポート/メンテナンス向け>

ビジネスプレミアムコーポレート
年間料金5500円1万1000円2万2000円
アカウント数1最大15最大30
接続元台数3無制限無制限
接続先台数無制限無制限無制限
同時接続数11〜(追加可能)3〜(追加可能)
※料金はすべて税込

<テレワーク向け>

年間料金要問い合わせ(10人利用時の参考価格:3万1625円)
リモートアクセス10名〜
接続可能な端末数3台まで
※料金はすべて税込

【サービスの特徴】

  • 通信速度が安定している
  • 料金がお手頃
  • セキュリティ対策が充実している

ドイツのTeamViewer社が提供するリモートアクセスツールです。25億台以上の端末での接続実績があります。

接続先と接続元の端末にアプリをダウンロードし、IDとパスワードを入力するだけで接続完了。面倒な回線構築は必要ありません

また、iOSやAndroidはもちろん、IoTデバイスやPOSシステムなど幅広い端末に対応しているのも特徴です。

エンドツーエンドの256ビットAES暗号化や2要素認証を採用しているほか、データの転送禁止やアクセス制限の設定もできるなど、セキュリティの高さにも定評があります。 

2.高速描写で画面の遅延を軽減する「Splashtop Business」

Splashtop Businessキャプチャ
出典:「Splashtop Business」公式サイト https://www.splashtop.co.jp/products-service/business.html
運営会社:スプラッシュトップ株式会社
公式サイト:https://www.splashtop.co.jp/products-service/business.html

【料金プラン】

Splashtop BusinessSplashtop Business Pro
初期料金無料無料
年間料金1万6500円/1ID1万9800円/1ID
※料金はすべて税込

【サービスの特徴】

  • 世界中にサーバー拠点があるので、海外からも利用しやすい
  • 操作画面のレスポンスが早い

アメリカのシリコンバレーに本社を構えるスプラッシュトップ社が開発したリモートアクセスツールです。

クラウドサーバーは全世界に設置されているので、グローバル規模での接続が可能。OSやデバイスを選ばず、申し込みからアカウント発行、アプリのダウンロードという3ステップで簡単に導入が完了します。

わかりやすいインターフェイスと操作性を強みとし、ユーザーだけではなく、情報システム部門の負担も軽減できるでしょう。

1秒あたり30フレームで高速描写する最新技術によって操作がスムーズに行えるので、クリエイティブ業界でも多く導入されています。

3.管理者向け機能が充実している「RemoteView」

RemoteViewキャプチャ
出典:「RemoteView」公式サイト https://content.rview.com/ja/
運営会社:RSUPPORT株式会社
公式サイト:https://content.rview.com/ja/

【料金プラン】

StandardEnterprise
月額料金1210円1万3200円
購入可能なライセンス数10台まで無制限
※料金はすべて税込

【サービスの特徴】

  • 接続スピードが速いので操作が快適
  • モニタリングやアクセス制限など管理者向け機能が充実している

2001年に韓国で創業後、2013年に日本支社を設立したRSUPPORT社が運営するリモートアクセスツールです。世界の30万社で導入実績があります。

ChromeやSafari、Microsoft Edgeなど主要ブラウザに対応する汎用性の高さと、視認性に優れた画面レイアウトが特徴です。

管理者向けの機能も充実しており、ユーザー権限の設定、アクセス画面のモニタリング・録画、接続可能な曜日や時間帯の設定、海外からのログインや特定のドメインをブロックするなどの機能が利用できます。

4.大容量データもスムーズに編集できる「AnyDesk

AnyDeskキャプチャ
出典:「AnyDesk」公式サイト https://anydesk.com/ja
運営会社:AnyDesk Software GmbH
公式サイト:https://anydesk.com/ja

【料金プラン】

ESSENTIALSPERFORMANCEENTERPRISE
料金$9.9(月額)$19.9(月額)要問い合わせ
1ユーザーあたりの利用可能デバイス数1〜3要問い合わせ
※VAT(付加価値税)を除く

【サービスの特徴】

  • オンラインバンキングと同レベルのセキュリティ
  • 動作のタイムラグが少なくリアルタイムに近い感覚で作業できる
  • 会社PCのデスクトップを稼働しておく必要がある

ドイツのAnyDesk社が開発したリモートデスクトップサービスです。

帯域幅効率に優れ、タイムラグが生じにくくリアルタイムに近い感覚で作業できます。これまでリモートデスクトップでは難しかったビデオ編集など大量のデータを消費する業務にも最適です。

また、インターネットを介したリモート印刷機能により、遠隔操作中のPCに保存されているファイルを任意のデバイスから印刷できるのも特徴です。

さらに、オンラインバンキングと同様の技術を利用した高いセキュリティを備え、不正アクセスからデータと通信を保護します。

サービスの利用を開始する際には、アプリケーションをインストールするだけ。VPNや新たなサーバーの用意が不要な点も大きな魅力でしょう。

5. 日額従量課金制でコストを最適化する「OneOffice スマートコネクト」

OneOffice スマートコネクトキャプチャ
出典:「OneOffice スマートコネクト」公式サイト https://www.oneoffice.jp/service/smartconnect/
運営会社:株式会社TOKAIコミュニケーションズ
公式サイト:https://www.oneoffice.jp/service/smartconnect/

【料金プラン】

料金110円/日(ただし、1ヶ月最大で1650円/ユーザー)
アカウント管理料110円/月
※料金はすべて税込

【サービスの特徴】

  • 日額従量課金制を採用しており、無駄なコストが発生しにくい
  • ライセンスの共有ができないので、利用者が多くなるほどコストがかかる

OneOffice スマートコネクトは、株式会社TOKAIコミュニケーションズが運営しているリモートデスクトップサービスです。

一番の特徴は業界で初めて日額従量課金制を採用した点。つまり、サービスを使わない日は利用料がかからないため、維持費を軽減したい企業におすすめです。

操作中の画面を他の人に見られないよう、会社のPC画面をブランクスクリーンに設定できます。また、リモートアクセスの終了時には自動でPCをログアウトできるなどのセキュリティ対策がとられています。

離れている機器の電源をオンにできるWake One Lan機能を備えているので、遠隔操作が可能。急遽予定が変わってリモートワークに変更した場合などに便利です。

6.無料のリモートデスクトップ「シン・テレワークシステム」

「シン・テレワークシステム」キャプチャ
出典:「シン・テレワークシステム」公式サイト https://telework.cyber.ipa.go.jp/news/
運営会社:独立行政法人情報処理推進機構、東日本電信電話株式会社
公式サイト:https://telework.cyber.ipa.go.jp/news/

【料金プラン】

料金無料

【サービスの特徴】

  • 無料で利用できる
  • 実証実験による提供のため、サービスが終了する場合がある

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、NTT東日本と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が共同で2020年5月に提供開始したテレワークシステムです。

リモートデスクトップの仕組みを採用したサービスで、通信経路はVPNで暗号化されます。会社や自宅のネットワークがプロキシやファイアウォールで制限されていても、HTTPS通信さえ許可されていれば接続可能。申し込みや契約は必要なく、誰でも無料で利用できます

ただし、実証実験としての位置付けのため、いずれはサービスが終了することが予想されます。その場合は6ヶ月前までに公式サイトで案内されるため、とりあえずお試しで利用してみたいという企業にはおすすめです。

リモートアクセスサービス選定時の比較ポイント

各社からさまざまなリモートアクセスサービスが提供されているため、どれを選べばよいのか判断がつかない方も多いのではないでしょうか。

サービスの選定ポイントについて、黒澤さんに詳しく伺いました。

――リモートアクセスサービスを選ぶ際のポイントを教えてください。

次の4つの点に注意するとよいでしょう。

リモートアクセスサービスの選定ポイント】

  1. セキュリティ対策が十分か
  2. 利用したい端末が対応しているか
  3. トラブル時の対応が十分か
  4. ライセンスの料金形態が自社に合っているか

1.セキュリティ対策が十分か

リモートアクセスは、社外から社内のシステムやサーバーを利用するため、不正なアクセスやデータの持ち出しを防ぐためにセキュリティ対策が充実している製品を選ぶことが大事です。

セキュリティは、「ネットワークセキュリティ」と「認証セキュリティ」の2つに大きく分けられるので、それぞれの機能を確認しておきましょう。

1-1.ネットワークセキュリティ

――ネットワークセキュリティはどのように判断するとよいのでしょうか?

暗号化の方法や、通信プロトコル(コンピュータで通信する際の手順や決まり)の種類に注目するとよいでしょう。

リモートアクセスに対応した通信プロトコルには、PPTP、IPsec、L2TP、SSLなどいくつか種類があり、それぞれセキュリティレベルや通信速度、OSとの親和性が異なります。

何を優先するかによって最適な通信プロトコルは変わってきますが、この中で特に安全性が高いのは暗号化の仕組みが備わっているIPsecです。コストを重視するのであればSSL、Windowsとの親和性を重視するならPPTPが最適です。

また、クラウド環境を他社と共有するかどうかも確認すべきポイントです。

一般的には他社と環境を共有するパブリッククラウドよりも、自社専用のネットワーク回線で提供されるプライベートクラウドの方が高度なセキュリティを確保できます。

1-2.認証セキュリティ

――認証セキュリティとはどのような機能ですか?

多要素認証やアクセス権限など、ログインやデータへのアクセスを制御するための機能です。IDとパスワードのみでログイン可能な製品だと、万が一それらが外部に漏れてしまったときに誰でもアクセスできる状態になってしまいます。

セキュリティを重視するのであれば、ID・パスワードだけでなく複数の認証方法を採用している製品や、管理者がユーザーのアクセス権限を柔軟に変更できる製品を選ぶとよいでしょう。

2.利用したい端末が対応しているか

最近は、ほとんどの製品がWindowsだけでなく、iOSやAndroidにも対応するようになってきています。

しかし、「Chrome OSだと使えない」といった製品もまだあるため、利用したい端末やOSがリモートアクセスサービスに対応しているかどうかを、よく確認しておいた方がよいでしょう。

3.トラブル時の対応が十分か

サービスによってトラブル対応にも差が出るので、事前に確認しておいてください。

例えば、社内システムに接続できないという問題が発生した際、原因特定から問題解決までを迅速に行なってもらえないと困りますよね。

トラブルが起きたときに製品サイトにすぐに情報がアップされるなど、信頼できる運営会社のサービスを選ぶべきです。

4.ライセンスの料金形態が自社に合っているか

ライセンスの料金形態が自社の規模やニーズに合っているかどうかも重要なポイントです。

料金形態は製品によって異なり、ユーザー単位で設定されているものもあれば、同時アクセス数によって決まるものもあります。

ユーザー単位で料金が設定されている場合、常時利用する人だけでなく、時々利用する人もユーザーとしてカウントされます。そのため、従業員数の多い大企業やメンバーの入れ替わりが多い企業なら、従量課金や同時アクセス数による課金の方がコストを抑えらるケースが多いです。

中には料金体系を任意で選択できるサービスもあるので、会社の規模や利用者数に合わせて、よりコストダウンが見込めるものを検討しましょう。

まとめ

リモートアクセスサービスを活用すれば、社外から会社PCや社内システムにアクセスできるため、データの持ち出しに伴う情報流出リスクを抑制しながら、安全にリモートワークが行えるようになります。

今回紹介したおすすめサービスや選定ポイントを参考に、ぜひ自社にあったリモートアクセスサービスを検討してみてください。

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