Web接客ツールとは-ポップアップ型とチャットボット型の違い

Web接客ツールとは、ホームページを訪れたユーザーの購買行動を後押ししたり、困りごとを解消したりするマーケティングツールのこと

ビジネスのオンラインシフトに伴い、オンライン上でも実店舗と同じような接客サービスが求められるようになりました。こうした背景から、Web接客ツールを導入する企業も増えてきています。

ただし、一言でWeb接客ツールといっても、ポップアップ型とチャットボット型の2種類があり、接客形式や機能に違いがあります

【2種類のWeb接客ツールの比較表】

ポップアップ型チャットボット型
接客タイミング属性に応じて常時
形式情報表示会話(チャット)
対応先回り・提案サイト訪問者のアクションに応じる
おもな機能ターゲティング機能
広告表示機能
複数人との同時対話機能
24時間即時対応機能
効果成約率向上(CVR)
購入単価アップ
顧客満足度向上
問合せ対応時間の削減

つまり、目的によって導入すべきWeb接客ツールの種類が違うのです。

  • CVR改善が目的・・・ポップアップ型のWeb接客ツール
  • カスタマーサポートの品質改善が目的・・・チャットボット型のWeb接客ツール

なお、ポップアップ型とチャットボット型を複合したハイブリッド型のWeb接客ツールもあります。ただし、ハイブリッド型は多機能な分、運用コストは高い傾向です。

それでは、ポップアップ型とチャットボット型、それぞれについてもう少し詳しく解説します。

1.ポップアップ型-販売員の役割を果たす

▲ポップアップ型は販売員の役割を果たす

ポップアップ型は、Webサイト訪問者の会員情報・サイト滞在時間などをもとに、最適な情報を表示します。具体的には、商品を購入したい人には購入ページへのリンクを、詳細を知りたい人にはお問合せフォームを、それぞれ案内するのです。

ポップアップ型は、サイト訪問者の次の行動を予測した「先回りのおもてなし」がWebサイトで実現できるツールといえるでしょう。

おもな機能と用途-顧客ユーザーの特徴を分析して行動を促す

ポップアップ型はWebサイトに訪れたユーザー(顧客ユーザー)の滞在時間やどのページを訪問したかなど、行動を記録します。行動記録のデータをもとに、顧客の特徴を分析し、求めているサービスを自動的に判断して次の行動へ導く役割を果たします

具体的には、おもに以下のような機能があります。

【ポップアップ型のおもな機能と用途】

機能できること・用途
ポップアップ表示機能・ポップアップの表示内容・タイミングの設定
・キャンペーン情報などの表示
属性振り分け機能・基準となる属性の設定
・サイト訪問者の趣味趣向・希望に合わせた内容を表示
測定機能・Webサイト滞在時間・離脱率・CVRなどの測定
分析機能・測定結果をレポート出力するなどの分析サポート
・狙った効果が出ているかの確認、改善要素の洗い出し
クーポン発行機能・その場で利用できるクーポンを発行
・顧客ユーザーにお得感を与える

ポップアップ型Web接客ツールの効果

バナー広告、クーポン発行機能を使うことで、WebサイトのCVR(サイトに訪問したユーザー数に対して、サイトの目的である『購入や資料請求』に至ったユーザーの比率)が向上します

導入の面でも、ポップアップ型はタグ追加のみで利用開始できる製品があります。サイトを大幅にリニューアルする必要はないので、取扱製品が多いWebサイト、キャンペーン・イベントなどの告知が多い業種はポップアップ型の導入が向いています。

訴求したい商品のみではなく、関連商品のアピールも行うことで、購入単価のアップも見込めるでしょう。

2.チャットボット型-カスタマーサポートの役割を果たす

      
▲チャットボット型はカスタマーサポートの役割を果たす

チャットボット型は、あらかじめ用意した回答を自動的にチャット形式で表示するタイプのWeb接客ツールです。サイト訪問者と会話するように、リアルタイムで疑問や質問に答えることが可能となります。

カスタマーサポート業務で導入されるケースが多く、電話やメールに比べてサイトに訪れたユーザーが気軽に利用でき、疑問がすぐに解決されることから、次のアクションを起こしやすくなります。

おもな機能と用途-顧客ユーザーの意見を集めて疑問を解決する

チャットボット型は、チャットに入力された文言に対して的確な答えを提供します。

また、顧客ユーザーが入力した情報をデータとして蓄積し、さらなるサービス向上の材料にすることが可能です。

具体的には、おもに以下のような機能があります。

【チャットボット型のおもな機能と用途】

機能できること・用途
チャット位置設定機能・Webサイト上のチャット位置の設定
・Webサイトによって最適な位置を指定
チャットボット構築機能・案内するチャット内容を設定
・問合せ内容と回答の紐づけ
オペレーター振り分け機能・問合せ内容に応じて対応者を判定
・担当部署や有人チャットに案内
FAQ作成機能・チャットで寄せられた質問を基にFAQを作成
・顧客ユーザーのリアルな声を反映
自動翻訳機能・日本語以外の言語に自動翻訳
・サイト訪問者が外国人でも高い利便性を実現

チャットボット型Web接客ツールの効果

最も大きな効果はWebサイトに訪れたユーザーを自動的に最適なページに案内することにより、問い合せに対応するオペレーター業務を軽減できることでしょう。

例えば「業務負担を軽減するため、よくある質問はページ内で完結させたい」あるいは「サイト内のボリュームが多く、目的のページまでたどり着けない」などの課題解決に効果を発揮します。

また、チャットで気軽に質問でき、すぐに回答が得られるため、サイト訪問者の利便性も上がります。

CVR改善におすすめなWeb接客ツール5選

ここからは、CVR改善におすすめできるWeb接客ツールを紹介します。

初期費用、月額料金、無料プランについて表にまとめていますので、まずはコストから比較して検討してみましょう。また、無料トライアルがあるものは積極的に試してみることで、自社に合ったツールが見つかりやすくなります。

初期費用月額料金無料プラン(条件・期間)無料トライアル(条件・期間)
KARTE0円要問合せ
(月間UU数に応じる)
◯(一部機能のみ・3日間)
Robee0円5万5000円◯(3週間)
Flipdesk16万5000円5500円~
Sprocket要問合せ要問合せ
ecコンシェル3万3000円~1万780円◯(月間接客数100まで)
※すべて税込価格
※月間UU数=月間ユニークユーザー数(Webサイトに訪れた実ユーザー数)

1.KARTE-一人ひとりに向けた最適なアクションが可能

出典:「KARTE」公式サイト https://karte.io/

KARTEはサイト訪問者の行動データをリアルタイムに解析することで、一人ひとりが満足できるコミュニケーションを提供するWeb接客ツールです。ユーザーの行動データを可視化でき、接客アクションのカスタマイズ自由度も高いため、最適かつ効果的な施策を打つことができるでしょう。

【特徴】

  • サービスが豊富:接客アクションのカスタマイズ自由度が高い
  • Webサイトを超えたコミュニケーション:SNSやスマホのプッシュ通知にも対応
  • シンプルな操作性:専門知識がなくても直観的に使用可能
  • サイト訪問者の解析:スコア化で顧客満足度をわかりやすく表現
種類ハイブリッド型
初期費用0円(導入サポート、トレーニングは有料) 
月額料金月間ユニークユーザー数(Webサイトに訪れた実ユーザー数)に応じて変動
無料プラン
無料トライアル(条件・期間)◯(一部機能のみ・3日間)
使い勝手初心者は直感的に、上級者は高度なカスタマイズが可能
広告種類クーポン/オファー表示/情報案内/レコメンド

≫≫KARTEで顧客中心のマーケティングを実現する

2.Robee-新規獲得から継続促進まで効果を最大化

Robeeキャプチャ
出典:「Robee」公式サイト https://www.robee.tech/

Robeeは「ランディングページの最適化でマーケティング効果を最大化する」を目的として開発されたWeb接客ツールです。顧客の深層心理まで可視化することができます。

【特徴】

  • 導入スピードの速さ:タグを埋め込むだけで導入可能
  • ABテスト:複数パターンの施策を同時試行し、成果を比較して最適な広告を選定
  • ワンクリックで分析可能:初心者でもストレスのない操作性
  • 施策運用サポート:Webサイト訪問者の動きを可視化して深層心理まで分析
種類ハイブリッド型
初期費用0円
月額料金基本プラン:5万5000円
無料プラン
無料トライアル(条件・期間)◯(3週間)
使い勝手初心者でもストレスなく使える
広告種類オファー表示/情報案内
※すべて税込価格

≫≫Robeeで顧客の深層心理まで把握する

3.Flipdesk-導入しやすい料金プランが魅力

Flipdeskキャプチャ
出典:「Flipdesk」公式サイト https://flipdesk.jp/

十分な機能を搭載したハイブリッド型にもかかわらず、月額料金が5500円(税込)というランニングコストの安さと、充実した運用サポートが人気です。

【特徴】

  • 充実したシナリオ事例集:施策の設定が容易
  • 外部データ連携:より細かなターゲット設定が可能
  • 1人でも運用可能:導入サポートがありミニマムスタートに最適
  • 運用サポートが充実:分析に基づいた施策提案で運用体制の不安を解消
種類ハイブリッド型
初期費用16万5000円
月額料金5500円(10万PVごと)
無料プラン
無料トライアル
使い勝手直感的な操作が可能
広告種類クーポン/オファー表示/情報案内
※すべて税込価格

≫≫Flipdeskで低コスト運用を実現する

4.Sprocket-100パターン以上のシナリオで柔軟に対応

Sprocketキャプチャ
出典:「Sprocket」公式サイト https://www.sprocket.bz/

ポップアップ型のWeb接客ツールでは、シナリオ作成がCVRアップの要です。Sprocketでは成功シナリオが豊富に用意されており、スムーズなシナリオリリースが可能です。

【特徴】

  • 分岐できるポップアップ:顧客の意思でシナリオを選択可能
  • 充実した定番シナリオ:非ECサイトも含めた100パターンの成功シナリオを用意
  • 運用支援あり:コンサルタントに相談し、提案を受けられる
  • AIによるセグメント分類:サイト訪問者ごとのシナリオの割当をAIが実施
種類ポップアップ型
初期費用要問合せ
月額料金要問合せ
無料プラン
無料トライアル
使い勝手数回で問題なく使える
広告種類クーポン/オファー表示/情報案内

≫≫Sprocketで豊富なシナリオを活用する

5.ecコンシェル-マニュアルいらずのシンプルなUI

ecコンシェルキャプチャ
出典:「ecコンシェル」公式サイト https://ec-concier.com/

機能も操作もシンプルな、初心者向けのWeb接客ツールです。元々はECサイト向けに作られたツールですが、ECサイト以外にも金融や不動産、人材派遣など幅広い業種で導入実績があります

【特徴】

  • 多業種での導入実績:金融・不動産・人材派遣などさまざまな業種で導入
  • 業種別テンプレート:業種による利用方法の違いに柔軟に対応
  • AIによるサポート機能:AIが接客シナリオを最適化し、クリエイティブも自動作成
  • 視覚的にわかりやすいレポート:純増売上や純増CVの明確化
種類ポップアップ型
初期費用3万3000円~
月額料金1万780円
無料プラン(条件・期間)◯(月間接客数100まで)
無料トライアル(条件・期間)
使い勝手マニュアル無しで使えるシンプルさ
広告種類オファー表示/情報案内
※すべて税込価格

≫≫ecコンシェルのシンプル操作でマーケティング効果をアップする

カスタマーサポート業務におすすめなWeb接客ツール5選

カスタマーサポート業務におすすめできるWeb接客ツール5選をまとめました。

初期費用無料で導入できるツールが多く、無料トライアルを用意しているものもありますので、気になる製品は、積極的に試してみましょう。

初期費用月額料金無料プラン
(条件・期間)
無料トライアル(条件・期間)
Chat Plus0円1650円~◯(10日間)
Chamo0円7150円~◯(15日間)
Zendesk0円49$~◯(14日間)
hachidori業務効率化用途:要問合せ
マーケティング用途:11万円
要問合せ△(申込初月は無料)
AI Messenger Chatbot要問合せ要問合せ
※すべて税込価格

1.Chat Plus-シンプルな使いやすさは業界トップクラス

Chat Plusキャプチャ
出典:「Chat Plus」公式サイト https://chatplus.jp/

初期設定のために特別な専門知識は必要なく、簡単に導入・運用が行えるWeb接客ツールです。運用体制に不安がある、担当者のITに関する専門知識がない、といった場合でも安心。チャット画面の配色やロゴの配置、ウインドウの文言なども自由にカスタマイズが可能です。

【特徴】

  • ID共有可能:スタートアップや問合せ件数が少ない企業にピッタリ
  • 有人・無人チャットボットに対応:業務の切り分けで作業効率アップ
  • 質問が予測可能:入力中の質問を閲覧できるため、効率よく回答できる
  • ファイル送信可能:カタログや説明書をチャットから送信できる
種類チャットボット型
初期費用0円
月額料金1650円~
無料プラン
無料トライアル(条件・期間)◯(10日間)
使い勝手自由度が高くオリジナル性の打ち出しが可能
広告種類バナー/情報案内/インフィールド
※すべて税込価格

≫≫Chat Plusでチャットのオリジナリティを高める

2.Chamo-おもてなし接客で幅広い悩みを解決

Chamoキャプチャ
引用:「Chamo」公式サイト https://chamo-chat.com/

業務効率化に特化した機能が多いWeb接客ツールです。ECサイトのみではなく、医療・教育・美容など幅広い業界で導入されています。

【特徴】

  • スマホで対応可能:専用アプリを使うことによってスマホから操作可能
  • 自動話しかけ機能:サイト訪問者の属性に応じて自動でメッセージ送信
  • 自動返信機能:すぐに対応できない場合も安心感を提供
  • 企業情報取得:サイト訪問者のIPアドレスを基に企業情報を自動で取得可能
種類チャットボット型
初期費用0円
月額料金7150円
無料プラン
無料トライアル(条件・期間)◯(15日間)
使い勝手スマホでいつでもどこでも操作可能
広告種類バナー/情報案内/インフィールド
※すべて税込価格

≫≫Chamoで顧客の悩みを解決する

3.Zendesk-初期設定なしでも充実した標準機能を搭載

Zendeskキャプチャ
出典:「Zendesk」公式サイト https://www.zendesk.co.jp/

メールや電話など、チャット以外のツールからの対応も全て一元管理が可能なWeb接客ツールです。管理画面ではスタッフの対応状況が確認できるため、重複対応が発生する恐れもありません。

【特徴】

  • プリチャットフォーム:チャット開始前の入力項目で優先度を把握可能
  • リアルタイム可視化:サイト訪問者と閲覧ページをリアルタイムで一覧表示
  • オフライン対応:チャット対応ができないときは顧客がメッセージを残せる
  • トリガー機能:400以上の行動パターンから顧客に最適な案内が可能
種類チャットボット型
初期費用0円
月額料金49$~
無料プラン
無料トライアル(条件・期間)◯(14日間)
使い勝手シンプルでわかりやすい操作性
広告種類バナー/情報案内/インフィールド

≫≫Zendeskで顧客とリアルタイムのコミュニケーションをかなえる

4.hachidori-幅広い用途で活用できるチャットボット

hachidoriキャプチャ
出典:「hachidori」公式サイト https://hachidori.io/

プログラミングなしでチャットボットを構築できるため、専門知識がなくてもすぐに利用できます。LINEの認定パートナーのため、LINE連携に強い点も魅力です。

【特徴】

  • ステップ配信機能:任意のタイミングで特定の顧客へメッセージ配信
  • 優秀なAI:雑談にも対応し、自然な会話が実現可能
  • 画像・動画対応:文章では伝わりにくいやり取りが可能
  • SNS対応:LINEやFacebookにもメッセージ送信可能
種類チャットボット型
初期費用業務効率化用途:別途問合せ
マーケティング用途:11万円
月額料金業務効率化用途:別途問合せ
マーケティング用途:別途問合せ
無料プラン
無料トライアル(条件・期間)△(申込初月は無料)
使い勝手機能の組み合わせでマーケティングやプロモーションも
広告種類バナー/情報案内/インフィールド
※すべて税込価格

≫≫hachidoriで簡単にWeb接客を開始する

5.AI Messenger Chatbot-独自AIにより回答精度が飛躍

AI Messenger Chatbotキャプチャ
出典:「AI Messenger Chatbot」公式サイト http://www.ai-messenger.jp/

課題の洗い出しから導入時の設定、運用・機能アップデートなどの導入サポートが充実しています。自社に専任の担当者がいなくても、安心して利用できます。

【特徴】

  • AI compass機能:AIが問合せ内容を分析し、最適な回答を判断
  • 画像・動画相互対応:サイト訪問者からスクリーンショット・動画の受取が可能
  • 専任担当者不要:導入前から運用開始後も、自社作業が少ない
  • シナリオ改善トレーニング:シナリオ単位で解決率・離脱率を可視化
種類チャットボット型
初期費用要問合せ
月額料金要問合せ
無料プラン
無料トライアル
使い勝手フルサポートで安心
広告種類バナー/情報案内/インフィールド

≫≫AI Messenger ChatbotでAI機能を活用する

Web接客ツールを比較する3つのポイント

Web接客ツールは、利便性の高いツールですが、ベストな成果を出すためにはツールの選び方も肝心。このため、導入する際は、用途に合わせて最適なものを選びましょう。

製品選びの際、特に重視すべきポイントは以下の3つです。

【製品選定時の3つのポイント】

  1. 導入する目的に合わせて種類を選択すること
  2. 導入コストや費用対効果が適切であること
  3. 導入後の運用体制をチェックすること

1.導入する目的に合わせて種類を選択すること

まずは「Web接客ツールを導入することで、どんな課題を解決したいのか?」という目的を明確にしましょう。ポップアップ型とチャットボット型とでは、見込める効果に大きな違いがあります。目的を明確にすると、どちらのタイプを導入するべきかも決まります。

【Web接客ツールの種類と見込める効果】

Web接客ツールの種類見込める効果
ポップアップ型販売促進・売上CVRの向上
チャットボット型商品、サービスの定着顧客満足度の向上

顧客の属性(性別・年齢・趣味など)やWebサイトの滞在時間などから最適な情報を表示させ、商品やサービスの購入を促したいのであれば、ポップアップ型がおすすめ。

一方、顧客のリアルな声を聞いてサービスに反映し、サポート業務の軽減と顧客満足度の向上が目的であれば、チャットボット型が適しています。

2.導入コストや費用対効果が適切であること

Web接客ツールの導入にはコストも時間もかかります。そもそも、コスト以上の成果が得られなければ導入する意味がありません。

Web接客ツールは、製品ごとにさまざまな機能やサービスがあります。しかし、現場にとって不要なものであれば、過剰な機能やサービスはコスト増加の原因になります。実際に導入したときのことを具体的にイメージし、あらかじめ必要な機能を整理しておきましょう。

【Web接客ツールの主な機能やサービス】

  • 詳細なシナリオ設定
  • 顧客ユーザーに合わせた属性機能
  • AIを使った機能
  • 設定代行
  • 運用サポート

上記のような機能やサービスは、全てのツールに備わっているわけではありません。

「高いものだから良い」という先入観ではなく、自社に利益をもたらすかどうかで決めましょう。

3.導入後の運用体制をチェックすること

導入後の運用を見据えて、専任担当者が必要なのか、担当者にはどの程度の知識が必要なのかなど、運用体制も確認しておきましょう。現状で運用が難しい場合は、ツール導入前に運用体制の構築も必要になります。

Web接客ツールは、導入して終わりではありません。カスタマイズやメンテナンス(シナリオリリース・チャットの定型文作成・データ分析結果の反映など)といった運用を定期的に行わなければいけません。導入を検討しているツールに合わせて、以下の点をチェックしておきましょう。

【Web接客ツールの運用体制チェック】

  • 知識やスキルをもった人材がいるか
  • 自社で分析が可能か
  • AIに精通した人材が必要か

自社に最適な人材がいない場合は「外注が可能かどうか」も、チェックポイントとして挙げられます。

Web接客ツールを導入するメリット

Web接客ツールの導入するメリットはおもに以下の2点があげられます。

【Web接客ツールを導入するメリット】

  • 実店舗さながらの接客をオンライン上で行える
  • サポート担当者の業務負担を軽減できる

最適なタイミングでのポップアップによる販売促進、あるいはサイトを訪問したユーザーとのコミュニケーションも可能です。

本来は対人で行う必要のある業務を自動化できるため、担当者は本来行うべき作業に集中できるようになり、より生産性の高い作業を行えるようになるでしょう。

また、「ポップアップ型」か「チャットボット型」かによって得られるメリットには違いがありますので、それぞれについて、詳しく解説します。

ポップアップ型を導入する3つのメリット

ポップアップ型を導入するメリットはおもに以下の3つです。

【ポップアップ型を導入する3つのメリット】

  • CVRの向上-顧客ユーザーの関心を申込や購入につなげられる
  • サイトの改善-顧客ユーザーの行動データを使って分析できる
  • 平均単価の向上-関連商品を案内して購買意欲を高める

これらの効果を目的とする場合は、ポップアップ型Web接客ツールの導入を検討しましょう。

1.CVRの向上-顧客ユーザーの関心を申込や購入につなげられる

ポップアップ型は、顧客ユーザーの要求に先回りして応えることができます。顧客ユーザーを購入履歴やサイト内の行動などから心理を想定し、迷いを解決する答えがリアルタイムに提示できるのです。

例えば、1分以上商品購入ページに滞在しているユーザーは自動的に、購入を迷っていると判断し、割引クーポンをポップアップすることで、購買に向けた最後の一押しができます。このように顧客ユーザーのニーズや購買意欲に直接訴求できるため、WebサイトのCVR向上が可能になります。

2.サイトの改善-顧客ユーザーの行動データを使って分析できる

ポップアップ型では、表示内容に基づく顧客ユーザーの行動や属性(性別・年齢・趣味など)が記録されます。データ分析と改善を繰り返すことにより、自社のWebサイトは顧客満足度の高いコンテンツへと成長します。

【ポップアップ型で明確化できること】

  • 訴求率の高いサービスがどれなのか
  • 最適なサービスは何なのか
  • どう改善していけばよいのか

3.平均単価の向上-関連商品を案内して購買意欲を高める

成約ユーザーの購入単価アップを狙えることもメリットのひとつ。顧客である「ユーザー属性の把握」と「ユーザー行動分析」の2つのアクションを繰り返すことで、顧客自身も気がついていない「潜在ニーズ」を明らかにできるでしょう。

ポップアップ型Web接客ツールでは、以下のようなことが可能です。

【ポップアップ型のWeb接客ツールでできること】

  • 購入前のユーザーに「まとめ買いで割引適用」の案内を表示
  • 購入後のユーザーに関連商品の案内を表示
  • 購入履歴があるユーザーに定期購入や上位商品の案内を表示

顧客ユーザーは商品やサービスへの理解が深まり、まるで専用のコンシェルジュに付き添ってもらった気持ちを味わえます。

チャットボット型を導入する3つのメリット

チャットボット型を導入するメリットは、おもに以下の3つです。

【チャットボット型を導入するメリット】

  • 満足度の向上-顧客ユーザーの疑問をリアルタイムで解決できる
  • 離脱率や解約率の改善-クオリティの高いサービスを提供できる
  • 業務の効率化とコスト削減-問合せ対応を自動化できる

チャットボット型の特徴は、顧客ユーザーの「今すぐ答えが欲しい」という希望に答えられるという点にあります。24時間いつでもユーザーが求めている答えを提供できることが、チャットボット型の魅力といえるでしょう。

1.満足度の向上-顧客ユーザーの疑問をリアルタイムで解決できる

チャットに知りたいことを打ち込めば瞬時に答えが返ってくるため、サイトの訪問者がFAQを検索したり、問合せフォームに入力したりする手間が省けます

2.離脱率や解約率の改善-クオリティの高いサービスを提供できる

チャットによるリアルタイムな疑問解決は、サイト訪問者の離脱率や解約率の改善につながります。

サイトの訪問者は製品やサービスへの疑問が生じると、その答えを求めて別サイトへ離脱する傾向にあります。このような場合、チャットのスムーズなアクションを活用することで、訪問者が離脱することなく疑問を解決できるようになります

製品やサービスを快適に活用するためのサポートは、ユーザー満足度やサイトの信頼につながります。サイトを信頼して長く愛用するファンを獲得することが、サービスの定着化と解約率の低下に結びつくでしょう。

3.業務の効率化とコスト削減-問合せ対応を自動化できる

膨大な工数がかかるカスタマーサポート対応の一部を自動化することで、担当者はコア業務に専念できようになります

工数のみでなく、カスタマーサポート業務は正確さとスピード感を求められるため、サポートスタッフの心理的負担の軽減にもなります。また、問い合わせ対応に割いていた時間をより付加価値の高い業務に活用すれば、Web接客ツールの導入コストを上回る利益につなげられる可能性も高まります。

まとめ

Webサイト上で販売員の役割を担ってくれるWeb接客ツール。導入することにより、無人のWebサイトでも、ユーザーにきめ細やかなサービスを提供することが可能です。

ユーザーの満足度や自社の業務効率が向上するだけではなく、新規顧客の獲得、売上や自社の認知度アップなどの効果が見込めますので、機能を使いこなせばその費用対効果は計り知れません。

ただし、最大限の効果を得るには、自社の課題を整理し、課題解決できる特徴をもつツールを選ぶ必要があります。

まずは無料プランやトライアル期間を活用しつつ、自社にあったツールを見つけましょう。

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