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文字起こしだけじゃない!議事録自動作成ツールのおもな機能

議事録自動作成ツールは、ただ文字起こしをするだけのツールではありません。音声を自動でテキスト化し、議事録として使える形式に加工してくれる便利なシステムなのです。

議事録自動作成ツールのおもな機能は以下の6つです。

  1. 音声認識機能
  2. 共同編集機能
  3. 要約、タスク抽出機能
  4. 発言者認識機能
  5. 翻訳機能
  6. 辞書登録機能

それぞれ解説していきます。

1.音声認識機能

音声データをテキストに自動変換してくれる機能です。

「リアルタイムで音声を変換する」「ツールに記録した音声データを変換する」「別のデバイスに録音した音声データを変換する」の3つの方式があり、製品によって対応範囲が異なります。

また、企業・業界にあわせて音声認識エンジン(人が話した音声を文字に変換する技術)を自動でチューニングしてくれるものもあり、製品によって性能に差が出る機能です。

2.共同編集機能

複数人のユーザーが同時に同じテキストを編集できる機能です。

ただし、製品によっては「他者の発言箇所は修正できない」場合があるため注意が必要です。修正の手間をなるべく省くためには、テキストと音声が紐づけられる製品を選ぶとよいでしょう。

3.要約、タスク抽出機能

AIが内容を要約したり、重要な箇所やタスクを抽出したりする機能です。テキストを加工する手間が大幅に省けます。

ただし、実装には高度なAI技術が必要なため、この機能が備わっている製品はあまり多くありません。

4.発言者識別機能

誰の発言かを識別してくれる機能です。

おもな識別手段は「ユーザーID」と「声紋」の2つですが、1つのマイクを複数人で共有したり、マイクの性能が低かったりすると、うまく識別されないことがあるので注意が必要です。

5.翻訳機能

テキストを自動翻訳する機能です。

例えば、日本語の音声を英語で記録したり、反対に英語の音声を日本語で書き起こしたりできます。

テキスト化と翻訳が同時に行えるため、外国語での会議も通訳を介さずにスムーズに進めやすくなります。

6.辞書登録機能(専門用語対応)

専門用語や固有名詞などを登録しておく機能です。

特に、専門性が高い内容の会議が多い企業では不可欠です。誤変換を防げるので、修正の負担を減らすことができます。

なお、この機能には、手動で登録する方式と、AIが自動で専門用語を認識し登録してくれる方式の2タイプがあります。

おすすめ議事録自動作成ツール12選比較【無料あり】

次に、編集部がピックアップしたおすすめ記事録自動作成ツール12選を紹介します。

【機能比較表】

共同編集要約タスク抽出発言者識別対応言語辞書登録
AI GIJIROKU33言語
COTOHA Meeting Assist10言語
スマート書記約90言語
RIMO Voice
ZMEETING5言語
FUJITSU Cloud Service TalkVisible
YouWire
ProVoXT※12言語
AutoMemo72言語
Googleドキュメント約77言語
ユーザーローカル音声議事録システム
Sloos
△:オプションなど、条件付きで利用可能な機能
※1 「AmiVoice Rewriter」を併用すると可

【利用可能時間・料金比較】

月間利用時間月額料金
AI GIJIROKU10/100/1000時間1500円~
COTOHA Meeting Assist50時間5万5000円~
スマート書記200時間11万円~
RIMO Voice40時間11万円~
ZMEETING10/30/50時間4950円~
AI Zinrai TalkVisible要問い合わせ要問い合わせ
YouWire要問い合わせ要問い合わせ
AmiVoice® MinutesWriter要問い合わせ要問い合わせ
AutoMemo30時間980円~
Googleドキュメント要問い合わせ無料
ユーザーローカル音声議事録システム要問い合わせ無料
Sloos要問い合わせ無料
※料金は全て税込

1. 業種別AI音声認識機能を備えた「AI GIJIROKU」

AI GIJIROKUキャプチャ
出典:「AI GIJIROKU」公式サイト https://gijiroku.ai/
運営会社:株式会社オルツ
公式サイト:https://gijiroku.ai/

【機能表】

共同編集
要約
タスク抽出
発言者識別◯(声紋またはPCで識別)
対応言語33言語
辞書登録

【料金プラン】

プランスタンダードビジネスプレミア
初期費用要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ
月額料金1500円2万9800円20万円
月間利用時間10時間100時間1000時間
無料トライアルあり※1あり※1あり※1
※料金は全て税込
※1 ウェビナー参加者にスタンダードプランの1週間

【製品の特徴】

  • 業種別の音声認識エンジンを搭載している
  • 翻訳機能は33言語に対応

AI開発企業が手掛ける製品です。テキスト化されたデータを修正すると、AIが自動で学習し、さらに個人の傾向にあわせてパーソナライズされるよう設計されています。

有料オプションになりますが業種別の音声認識機能を強化しており、各業界の専門用語に対応できるのも特徴です。

Zoomと連携しており、Web会議で利用する際にはリアルタイムで発言内容を画面に表示し、終了後には議事録として自動保存されます。

翻訳機能は33言語に対応。翻訳されたテキストをAI音声で発話することも可能です。

【利用者の評価】

Googleドキュメントや無料製品では物足りない、でもそれほど多くの機能は必要ないと考えている企業におすすめです。無料トライアルもあるので、気軽に体験したうえで『使いたい』と感じたら導入するとよいでしょう。

(食品メーカー/従業員数50人程度)

2. AIがタスクを自動抽出してくれる「COTOHA Meeting Assist」

COTOHA Meeting Assistキャプチャ
出典:「COTOHA Meeting Assist」公式サイト https://www.ntt.com/business/services/application/ai/cotoha-ma.html
運営会社:NTTコミュニケーションズ株式会社
公式サイト:https://www.ntt.com/business/services/application/ai/cotoha-ma.html

【機能表】

共同編集
要約
タスク抽出
発言者識別◯(ログインIDで識別)
対応言語10言語
辞書登録

【料金プラン】

初期費用無料
月額料金5万5000円~
月間利用時間50時間
無料トライアルなし(初回申し込みの場合は初月無料)
※料金は全て税込

【製品の特徴】

  • AIによるタスク抽出機能が備わっている
  • 発言者識別はログインIDで行うため、マイクを共有すると識別ができない

タスクを自動識別してくれる機能を搭載しているのが他社製品との大きな違いです。

「〇月×日までに、資料を準備する」などの発言内容をAIが分析し、自動で「タスク」「重要」などのラベルを付けてくれます。

その他にも、編集や自動翻訳など議事録自動作成ツールには不可欠な機能は一通り網羅している製品です。

【利用者の評価】

リーズナブルながら、編集、発言者識別、外国語対応、タスク抽出など、機能が充実していて性能もGood。基本パックでも日常的に利用するには充分な容量があります。

(食品メーカー/従業員数50人程度)

3. 使用頻度の高い言葉を学習し変換してくれる「スマート書記」

スマート書記」キャプチャ
出典:「スマート書記」公式サイト https://smartshoki.jp/
運営会社:エピックベース株式会社
公式サイト:https://smartshoki.jp/

【機能表】

プランスタンダードセキュリティ自治体向け
共同編集要問い合わせ
要約要問い合わせ
タスク抽出要問い合わせ
発言者識別◯(アカウント識別)◯(アカウント識別)要問い合わせ
対応言語約90言語約90言語要問い合わせ
辞書登録要問い合わせ
IPアドレス制限要問い合わせ

【料金プラン】

プランスタンダードセキュリティ自治体向け
初期費用無料無料要問い合わせ
月額料金11万円13万2000円要問い合わせ
月間利用時間200時間200時間要問い合わせ
無料トライアルあり※1あり※1あり※1
※料金は全て税込
※1 14日間、録音10時間

【製品の特徴】

  • 月200時間まで利用可能(超過料金は税込550円/時間)
  • アカウントで発言者を識別するため、Web会議は個別にログインしなくてはいけない
  • 使用頻度の高い言葉を学習し、自動で変換できるようになる

利用頻度の高い言葉を自動変換できるようになる訂正学習機能を備えており、専門用語が飛びかう会議で役立つ製品です。

1ヶ月間に200時間まで利用可能。IPアドレス制限やユーザー権限設定など、セキュリティ対策にも力を入れているのが特徴です。

【利用者の評価】

毎月200時間利用できる、レイアウトが直感的、WordやExcelなどいろいろな形式で議事録をダウンロードできるといった点が魅力です。

ただし、運用コストが高額なため、費用対効果を考えると躊躇する企業も多いでしょう。

(食品メーカー/従業員数50人程度)

4.短時間のスポット利用ができる「RIMO Voice」

RIMO Voiceキャプチャ
出典:「RIMO Voice」公式サイト https://rimo.app/about/voice
運営会社:Rimo合同会社
公式サイト:https://rimo.app/about/voice

【機能表】

共同編集
要約オプション(オペレーター)
タスク抽出
発言者識別
対応言語
辞書登録オプション

【料金プラン】

スポット利用定額制
初期費用要問い合わせ要問い合わせ
料金音声:22円/30秒動画:33円/30秒11万円/月
月間利用時間40時間
無料トライアルあり(60分)要問い合わせ

【製品の特徴】

  • スポット利用が可能(30秒あたり税込22円)
  • リアルタイムで文字起こしはできない

録音データのテキスト化に特化した製品です。1時間程度の音声であれば5分程度で文字起こしができます

また、スポット利用が可能である点も特徴です。音声は30秒あたり22円、動画が30秒あたり33円(どちらも税込)と設定されています。

オプションで、専門用語の登録やIPアドレス制限も行えます。

5. 特許技術を備えテキスト整形に優れた「ZMEETING」

ZMEETINGキャプチャ
出典:「ZMEETING」公式サイト https://www.zplatform.ai/
運営会社:Hmcomm(エイチエムコム)株式会社
公式サイト:https://www.zplatform.ai/

【機能表】

共同編集
要約
タスク抽出
発言者識別
対応言語5言語 ※オプション。MEDIUM以上のプランで利用可能
辞書登録

【料金プラン】

プランSMALLMEDIUMLARGE
初期費用要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ
月額料金4950円1万2375円1万9800円
月間利用時間10時間30時間50時間
無料トライアルなしなしなし
※料金はすべて税込

【製品の特徴】

  • テキスト整形機能が充実している
  • ライセンスを複数のメンバーで共有できる

国立研究開発法人産業技術総合研究所の音声認識技術を応用したAI議事録作成ツールです。

「マイクによる発言者分離」「音声認識システム及び音声認識システム用プログラム」など複数の特許技術が組み込まれています

フィラー(「ええと」などの無意味な語句)除去、句読点挿入、特定の語句を別表現に変換など、テキスト整形に関わる機能が充実しているのも特徴です。

【利用者の評価】

SMALLプランは月額換算にすると1万円以下で利用できるため、コストパフォーマンスにも優れた製品だと思います。

(食品メーカー/従業員数50人程度)

6. 同じマイクを複数人で共有しても発言者を識別できる「FUJITSU Cloud Service TalkVisible」

FUJITSU Cloud Service TalkVisibleキャプチャ
出典:「FUJITSU Cloud Service TalkVisible」公式サイト https://www.fujitsu.com/jp/solutions/business-technology/ai/ai-zinrai/talkvisible/
運営会社:富士通株式会社
公式サイト:https://www.fujitsu.com/jp/solutions/business-technology/ai/ai-zinrai/talkvisible/

【機能表】

共同編集
要約
タスク抽出
発言者識別
対応言語
辞書登録

【料金プラン】

初期費用要問い合わせ
月額料金要問い合わせ
月間利用時間要問い合わせ
無料トライアルあり(13日間)

【製品の特徴】

  • ユーザー情報と議事録データを一元管理できる
  • 同じマイクで録音した音声でも発言者を判別できる

富士通が提供する議事録自動作成ツールです。

1つのマイクを複数人が利用してもAIが発言者を識別。さらに、音量を均一に調整しノイズを除去することで、正確な文字起こしができる仕組みになっています。

辞書機能が備わっており、会議でよく使われる専門用語をあらかじめ登録しておくことで、音声認識の精度を高められます。

7. 議事録機能も備わった通話録音システム「YouWire」

出典:「YouWire」公式サイト https://www.youwire.jp/
運営会社:株式会社ギークフィード
公式サイト:https://www.youwire.jp/

【機能表】

共同編集
要約
タスク抽出
発言者識別
対応言語
辞書登録

【料金プラン】

初期費用要問い合わせ
月額料金要問い合わせ
月間利用時間要問い合わせ
無料トライアルなし

【製品の特徴】

  • 通話録音システムがメインのため、議事録作成用途のみの導入には不向き

YouWireは、固定電話、携帯電話、ボイスレコーダーなどの録音データを一元管理できる通話管理プラットフォームです。

2020年にアドバンスト・メディア社が提供する音声認識エンジンのAmiVoiceと連携したことで、録音データのテキスト化が可能になりました。

8. 音声アップロード型の議事録作成ツール「ProVoXT」

ProVoXTキャプチャ
出典:「ProVoXT」公式サイト https://www.advanced-media.co.jp/products/service/provoxt
運営会社:株式会社アドバンスト・メディア
公式サイト:https://www.advanced-media.co.jp/products/service/provoxt

【機能表】

共同編集ー(「AmiVoice Rewriter」を併用すると可)
要約
タスク抽出
発言者識別◯(声紋識別)
対応言語2言語
辞書登録

【料金プラン】

初期費用要問い合わせ
月額料金要問い合わせ
月間利用時間要問い合わせ
無料トライアル要問い合わせ

【製品の特徴】

  • 音声データをクラウド上にアップロードして文字起こしを行う形式
  • テキストを編集するには別のソフトウェアが必要

音声認識サービスを20年以上提供し続けているアドバンスト・メディア社の製品です。企業だけではなく、沖縄県庁や福島県庁など地方自治体でも導入されています。

音声データはクラウド上にアップロードしてから文字起こしを行う形式になっており、編集を行うには「AmiVoice Rewriter」(別途料金)という専用のソフトウェアが必要になります。

9. 専用ボイスレコーダーで音声を録音する「AutoMemo」

AutoMemoキャプチャ
出典:「AutoMemo」公式サイト https://automemo.com/
運営会社:ソースネクスト株式会社
公式サイト:https://automemo.com/

【機能表】

共同編集
要約
タスク抽出
発言者識別
対応言語72言語
辞書登録

【料金プラン】

プランベーシックプレミアム
初期費用要問い合わせ※1要問い合わせ※1
月額料金無料980円
月間利用時間1時間30時間
無料トライアルなしなし
※料金はすべて税込
※1 ボイスレコーダーが1万9800円

【製品の特徴】

  • 専用のボイスレコーダーが必要
  • 録音データの保存件数と保存期限が無制限
  • 72言語に対応

専用のボイスレコーダーで録音した音声をクラウド上にアップし、専用のアプリでテキストや音声を確認する仕組みの製品です。

重要な内容は、録音中にボイスレコーダーのボタンを押すとブックマークが可能。聞き返したい箇所は、テキストの該当部分をタップするだけで音声を再生できます。

音声データとテキストはメールで自動転送されるよう設定できるので、メンバーとの共有がしやすいのも特徴です。

【利用者の評価】

オフラインで使用するボイスレコーダーの高機能版としてはよいですが、Web会議などオンラインで使いたい人には不向きです。

(食品メーカー/従業員数50人程度)

10.【無料】文字起こしができる書類作成ツール「Googleドキュメント」

Googleドキュメントキャプチャ
出典:「Googleドキュメント」公式サイト https://www.google.com/intl/ja_jp/docs/about/
運営会社:Google
公式サイト:https://www.google.com/intl/ja_jp/docs/about/

【機能表】

共同編集
要約
タスク抽出
発言者識別
対応言語約77言語
辞書登録

【料金プラン】

初期費用無料
月額料金無料
月間利用時間要問い合わせ

【製品の特徴】

  • 無料で高度な音声認識技術を利用できる
  • 議事録作成専用ツールではないため、発言者識別機能はなし

書類などを作成するツールですが、自動で音声を文字起こしする音声入力機能が備わっています。無料で利用でき、音声認識スピードも速いのが特徴です。

発言者識別や要約・タスク抽出などの機能はありませんが、文字起こしさえできればよいのであれば十分活用できるでしょう。

【利用者の評価】

まずはコストをかけずに議事録の自動化を図りたい方におすすめです。ただし、発言者識別機能や音声の聞き直しなどの機能はないため注意が必要です。

(食品メーカー/従業員数50人程度)

11.【無料】参加者の発言から感情を可視化「ユーザーローカル音声議事録システム」

ユーザーローカル音声議事録システムキャプチャ
出典:「ユーザーローカル音声議事録システム」公式サイト https://voice-dashboard.userlocal.jp/
運営会社:株式会社ユーザーローカル
公式サイト:https://voice-dashboard.userlocal.jp/

【機能表】

共同編集ー(自分の発言のみ修正可)
要約
タスク抽出
発言者識別
対応言語
辞書登録

【料金プラン】

初期費用無料
月額料金無料
月間利用時間要問い合わせ

【製品の特徴】

  • 参加者の発言から感情(ポジティブ・ネガティブ)を可視化できる
  • 利用頻度が高い単語をグラフで表示
  • 自分の発言以外は画面上で修正不可

テキストマイニング技術を持つユーザーローカル社が提供する無料の議事録作成ツール。リアルタイムの文字起こし機能のほか、トピックワード表示、感情認識、単語出現頻度抽出などの機能を備えているのが特徴です。

12. 【無料】完全セルフサポート形式の「Sloos(スルース)」

Sloosキャプチャ
出典:「Sloos」公式サイト https://sloos.qcore.co.jp/
運営会社:株式会社QuantumCore
公式サイト:https://sloos.qcore.co.jp/

【機能表】

共同編集
要約
タスク抽出
発言者識別
対応言語
辞書登録

【料金プラン】

初期費用無料
月額料金無料
月間利用時間要問い合わせ

【製品の特徴】

  • 無料ツールながら発言者識別機能を持つ
  • カスタマーサポートがない

もともと有償で提供していたツールですが、2021年3月に無償提供へ切り替えられた製品です。無料の製品であるにも関わらず発言者識別技術を搭載しており、発言者ごとに文字起こしが行えます。

無償化に伴い完全セルフサポート形式に移行したため、製品に関して不明点があっても問い合わせができないのは難点といえるでしょう。

議事録自動作成ツール比較検討する際のポイント

ここからは、数ある議事録自動作成ツールの中から、自社に適した製品を選ぶためのポイントについて解説していきます。

製品選定の際に重要なのが以下の6つの項目です。

【製品比較時のチェック項目】

  1. 翻訳のスピード
  2. 辞書登録機能の充実度
  3. 発言者識別機能の有無
  4. 音声の聞き直しがパートごとにできるか
  5. コスト
  6. Web会議システムに対応しているか

1.翻訳のスピード

外国人メンバーも参加するような会議においては、翻訳のスピードが重要です。

リアルタイムで翻訳しながら文字起こしをするタイプの製品でも、「発話から10秒遅れてテキスト表示される」くらいのスピードだと、会議の進行に影響が出てしまう可能性があります。

ただし、いくらスピードが速くても誤字脱字の量が多いと修正が大変なので、文字起こしの精度も合わせてチェックしましょう。

2.辞書登録機能の充実度

辞書登録機能があれば、誤変換が少なくなるので、修正作業の負担を減らせます

登録方法としては手打ち形式が多いですが、AIが自動で学習してくれるものもあります。専門性の高い会議で利用する場合だと登録する用語数が多くなりがちなので、自動タイプのものが便利でしょう。

3.発言者識別機能の有無

文字起こしされたファイルをいちいち発言者ごとに分類するのは面倒ですし、不明箇所は他のメンバーに確認する手間が発生します。

議事録作成の効率化を図るためにツールを導入するわけですから、発言者識別機能の有無は重要なチェックポイントになります。

製品によって識別方法が「利用者のID」と「声紋」に分かれるケースが多いので、注意してください。

4.音声の聞き直しがパートごとにできるか

テキストと音声がリンクできる製品であれば、不明な箇所があってもピンポイントで聞き直せるので、テキストの修正・加工の作業がしやすくなります

反対に該当箇所を特定できない製品だと、あたりをつけて聞き直さなくてはいけないので、時間がかかり効率も下がってしまいます。

5.コスト

当然ですが、コストも重要な検討項目です。

ツールを導入することで削減できる人件費が利用料金を上回っていないと、費用対効果の面で問題があります。

機能が充実している製品ほど料金は高くなる傾向にあるので、必要な機能と不要なものをあらかじめ整理しておくことも重要です。文字起こしさえできればよいのであれば、無料の製品で対応できるケースもあります。

6.Web会議システムに対応しているか

リモートワークの導入に伴い、ZoomやGoogle Meetなどを使ったオンライン会議の頻度が増加しています。

そのため、Web会議システムの音声をテキスト化して保存する機能が備わっているかも大事なポイントです。

テキストをリアルタイムで画面上に表示できる製品であれば、会議の進行にも役立つでしょう。

音声認識の精度の判断方法

議事録自動作成ツールにおいてもっとも重要なのは音声認識の精度です。

専門用語は除いて、一般的な用語について90~95%程度の精度があるかどうかが基準になります。無償ツールでも80%程度の精度は期待したいところです。

しかし、どうやって判断したらよいのかわからない方も多いでしょう。最後に、音声認識の精度を見極めるポイントについて解説します。

Google ドキュメントの文字起こし機能と精度を比較する

Googleドキュメントの文字起こし機能は無料で利用でき、かつ比較的多くの人が使い慣れている製品なので、ベンチマークとするのに最適です。もし検討中の製品が、Googleドキュメントよりも精度が高いと感じられれば、最低限の水準は満たしていると判断できます。

反対に、Googleドキュメントよりも精度の劣る有償ツールであれば、別製品を検討した方がよいでしょう。

各製品をトライアルしてみる

【トライアル時の精度チェックポイント】

  • Googleドキュメントよりも文字起こしの精度が高いか
  • 自社で使う専門用語に対応できるか
  • 文字起こしのスピードは十分か(リアルタイムで反映されるか)

製品の公式サイトに記載されている音声認識機能の精度は、ベストな環境で収音した場合の数字です。実際に使用する際には、周囲の雑音、収音マイクの性能、発話スピード、専門用語の使用頻度などが大きく影響するので、本番と同じ環境で利用してみないと精度は正しく把握できません

無料トライアルが用意されている製品であれば積極的に活用し、Google ドキュメントと比較してみましょう。

まとめ

議事録自動作成ツールを導入すれば、作業の手間や時間を大幅に削減できます。担当者は会議に集中できますし、これまで議事録作成に使っていた時間を別の作業にあてられるようになるでしょう。

各社からさまざまな議事録自動作成ツールがリリースされているので、この記事を参考に自社に合った製品を検討してみてください。

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